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ビックリした。
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ベルカが私を押し倒しました。
こんなこと、今までにないことで、
正直混乱中です。
そのスキをつかれて、
私の胸ポケットから銃を奪いました。
ああ。
やられた。
私は殺されるんですね。
そう思いました。
でも、不思議とベルカに殺されてもいいような気がしました。
だって、
私はアナタが生きてくれていれば、
それでよかったんですから…
しかし、銃口は私でなくベルカ自身に向けていました。
「…さようなら」
本当に自殺を!!??
安全ストッパーも外しました。
こんなことされると思っていなかったので
私は焦りました。
これで死んでしまったら、
私が今までしてきたことが無駄になります。
しかも
私の目の前で死のうとするなんて、
心臓に悪いです。
だから、
私は、ベルカが銃の引き金を引く前に、
とっさにその手を掴んでいた。
引き鉄が引けないように
全力で力をこめた。
「いた!!」
ベルカの顔が歪んだと同時に、
銃が地面へと堕ちました。
鈍い音がした。
ガシャンっと
鉛の音が…
私たちはお互いを見つめあっていた。
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