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わからない
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サイトが、
オレの自殺を止めた…
よかった…
多分、本心じゃない…
安心した。
だから、
少し意地悪をした。
「なんで、止めたの?オレは死んだ方が、いいんでしょ?サイト」
サイトのての力が増し、だいぶ痛い。
けど、
ここでさがれない。
なんで殺したい相手の自殺を止めたのか、吐けよ。サイト。
「…なんでって…そりゃあ、私自身で殺さないと、意味がないじゃないですか?」
にっこり笑いやがった。
そーきたかコイツめ…
だったら、
「じゃあ、なんで服着せてくれたの?殺したいんだろ?すぐ撃てばいいんじゃ?」
サイトはオレから目を逸らすことなく、
オレの目を見ていた。
「…そんな格好で殺す趣味、ありませんし、第一、貴方こそ、私を恨んでるなら、どうして銃の一つや二つ、持ち歩いてないんですか?だから、あんな奴らに襲われるんですよ?ほんと馬鹿ですね」
なにおっ!?
言わせておけばっ…
反撃しようと、したが、すぐに、体制は逆になり、オレが下になった。
なんでだよっ!
キッとにらんでやった。
「そんな、目をされても、怖くないですよ。むしろ、誘ってるんですかっ?
ベルカ…?」
「なっ何言って⁈んぅ!?」
サイトは無理やり、オレにキスをした。
でも、それはすごく落ち着くキスで、
さっきの男たちとは違う手つきで、
乱暴でなく、優しく、オレの体を触った。
同時に、舌を絡められて、オレの目尻から涙がこぼれた。
サイトの気持ちや行動が理解できなくて、
オレは哀しくなった。
裏切ったのあの日も、
オレにキスをしていた。
もう、
訳わかんねえよ…
サイト…
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