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ディオンの様子。
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サイトはオレの首筋にキスマークをつけた。
でも、別に怖くは無かった。
ディオンがオレを見つけて、
サイトがオレから離れた。
くそ…
また本音が聞けなかった。
なんでだよ…
サイト…
サイトは笑顔で路地裏へと姿を消した。
ディオンが駆け寄ってきた。
「…大丈夫か??ケガとかしてないか??」
ああ、
優しいな…ディオンは…
「…うん、大丈夫…」
「…アイツに襲われていたのか??」
「違う!!
サイトはオレを助けてくれた!」
「は?」
「あ、えっと…テトと別れてから、
学校の先輩らに襲われて…
たまたま通りかかったアイツに助けられた…」
オレはそう言って
ディオンから目をそらせた。
「……助けた?
アイツが??」
「…うん。」
なんか、
いつもと違う。
ディオンはイライラしているようだった。
「違うだろ?
ベルカ…
…お前、アイツと寄り戻したんじゃねえのかよ??
自分からサイトに抱きついてたし…
キスも…してたよなあ??」
「えっ…ディオン…見ていたのか??」
「見られちゃ悪いよな??
ああ、より戻ってんなら
なおさらだな」
なんでそんなこと言うんだよ…
ディオン…
オレは怖かったんだぞ…
すごく怖くて、辛くて…
なのにどうしてそんなこと…
「…お前…どうしたんだよ…いつものディオンじゃない…」
それは言ってはいけなかった。
「あ?
何言ってんだよ…
これがオレだが??
…前から言おうと思ってたけど…
お前さ、ほんと、何が目的な訳??」
え?
「もしかして、
全部今までのこととか演技…とか??」
違う。
違う違う違う!!!
ていうか、
オレを拾ったのお前だろ!!??
何言ってんだよ…
わからない…
なんでこうなるんだよ!!
オレはディオンから離れて、
距離をとった。
おそらく今は冷静じゃない。
きっと何かディオンにあったんだ。
しかも、
オレのことも誤解している…
「ディオン!!
落ち着けって…話せばわかっ…」
話の最中に、
オレは目に見えないスピードで
ディオンにみぞおちを
殴られて
気絶した。
「お前の本音、
聞かせてもらう…」
そうディオン言い、
ベルカを担いで屋敷まで戻った。
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