アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
なんで…
-
「ただいま、ディオン」
ニコニコして
テト様が屋敷へ戻って来た。
が、ベルカは居なかった。
「テト様?
ベルカは…?」
「え?
まだ戻っていないの?
僕より先に着くはずなんだけどな…」
テト様はビックリしていた。
そして何か嫌な予感がした。
だから、
オレは屋敷を飛び出して探しに言った。
だって、
アイツ今日、銃持っていないから…
学校を周辺に探した、
けど、
見つからなくて、少し人気のない、街まで探したら、
いた。
けど、ベルカは誰かと抱き合っていた。
誰だよ…
オレは逃げもせず、
少し離れて様子を見ていた。
すると、相手の顔がわかった。
サイトだった。
なんで??
オレの中からふつふつと疑問が出てきた。
同時に何故昨日、ベルカの寝言にサイトが出てきたのかも
わかった。
コイツら…
より戻したんだ…??
そう思った。
オレがどんな思いでいたか、ベルカはわかっていない。
そんあこと思っていたら、
二人がキスをしていた。
いてもたってもいられなくて、
オレは二人の前に現れた。
ベルカは驚いていた。
そして、オレの名を呼んだ。
でも、それが少し悲しかった。
「遅いですね?
ナイト役、向いてないじゃないですか?
ディオンさん?」
サイトはそう言って、
ベルカの首筋にキスを落とした。
激しく怒りがわいた。
でも、それはアイツだじゃなく、
ベルカにもだった。
サイトが去っていくと、
オレはさっきまでの感情を殺して、
ベルカに近づいた。
「大丈夫か?
ケガとか、してねえか?」
拾ったあの日みたいに、
傷だらけじゃなくて良かった。
そう思った。
「うん…大丈夫」
そしてオレはベルカに聞いた。
「アイツに襲われてたのか?」
そう問うと、
「違う!!
サイトはオレを助けてくれた!」
なんで即答すんだよ…
ベルカ…
「あ、えっと、
テトと別れて学校の先輩に襲われてて、
たまたま通りかかったアイツに助けてもらって…」
なんで目を逸らす…
なんでわざわざアイツって言い直した?
なんで言い訳みたいにオレに弁解してんだよ…
ムカツク…
オレは感情をコントロールすることが
できなくなっていた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
100 / 224