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最低のサディスト
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「なに見てーーッ」
苛立ったタケルが言い終わるより早く、高支那が動いた。
タケルは驚いたが、有無を言わさぬその強引さに一瞬怯んでしまう。
左腕をタケルの喉元に押し付けた高支那は、身動き出来ない体勢をいとも簡単に作り上げたのだった。
その間にもシャワーが激しく二人を濡らす。
高支那の冷笑は消えることなく、タケルをまっすぐ見据える。
タケルも負けまいと高支那を鋭く睨み上げた。
だが…
「幽閉されていると思うと身も心も熱くなるか」
体の火照りを見透かされ、カッとなるタケル。更に中心をやんわり握られ、慌ててその手を阻止しようとする。
今高支那に触られシゴかれでもしたら、醜態を晒すことになるかもしれない。
今更ーーかもしれないが、プライドが頭をもたげる。
しかし、しばらくタケルのモノを弄ぶように見定めていた高支那の手が、不意にーー止まった。
タケルはハッとしたように息を飲む。
「…………」
「…………」
シャワーの音しか聞こえないこの沈黙が不気味にさえ思えた。
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