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最低のサディスト
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タケルはその言葉に大きく目を見開いた。
あの男ーー
高支那ははっきりそう言ったのだ。ということは、「あの男」が昨夜の男のことを指すなら、あの悪夢のような出来事は夢ではなく、現実のものーー?
タケルには何とも答えようがなかった。
そんな戸惑うタケルの表情を見てとった高支那が、不意にその首すじに指を這わせた。
「……んっ…」
思わず声が漏れてしまう。
昨夜の余韻が残る体は正直だった。
そのまま高支那はタケルの首筋に顔を埋め、感じやすい部分を激しく責め立てた。
「高…支那……っ!」
タケルは反射的に抵抗をしたが、高支那はそれを許さなかった。
意味深な事を言うだけ言って、何の答えもくれない。
いつもそうだ。そういう所がタケルを毎回のように翻弄させる。その上、体は高支那のいいように調教されてしまう。
それが常にタケルのプライドを打ち砕く。
高支那はいつだって優位に立つ。同じ男として、これ以上の屈辱はない。
さすがにタケルの心も限界を迎えようとしていた。
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