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未来へ…
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あれから、どれぐらいの時間が経ったのだろう。いや、どれぐらいの日にちが経過したのだろうか。
タケルはいつもの日常に戻っていた。表面上は。
心はあの城にまだ残っままなのにーー
城の崩壊を目の前にし、気を失ってからの記憶がないのだ。
どうやって戻って来たのかも覚えていない。
気づけば病院のベッドの上だった。
車道脇に倒れていたのを通りがかったドライバーが助けてくれたらしいのだが…
不思議なことに、あの城への道がどこをどう探しても見つからなかったのだ。
警察にも事情を話したが、そんな城などどこにも存在しないと一蹴された。
タケル自身も、土地勘もない見知らぬ場所で、ここだと断定出来るほどの自信がない。
しかも、城で起こった出来事をどう説明すればいいのかさえわからない。
それから、もう一つ不思議なことがあった。
高支那のことだ。
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