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「分かった、なら今から俺の家に来い」
目の前の男はいつも突拍子の無いことを言う。
「いや、無理だから。今日俺の誕生日イベントだから最後までいないと」
「何時まで?」
「閉店までだから12時まで」
久我はふーんと、納得するとおもむろにスマホを取り出しどこかへ電話をかける
ここで電話するならいる意味ないだろうと思いながらも、VIPルームの指名客を無下にしたらオーナーになんて言われるか。
ドリンクでも作ろうとチラリと久我の顔を見る。
相変わらずの整った顔。
でも、目の下にクマができていた。
あまり眠れてないのだろうか。
久我の為じゃない。ただ、少しの罪悪感もあってメニューには無いが生姜湯を作った。
そう、久我の為なんかでは無い。
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