アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
.
-
他人の支度というのは見てて面白い。
とは言っても久我は寝起きこそぼーっとしていたが、寝癖が着いていても部屋着でも、それっぽく着こなしているからやっぱり顔って大事なんだなーと思い知らされる。
「マジで不公平だ」
「あ?何か言ったか?」
この地獄耳め!
元々久我の服を借りていた俺はオシャレをすることも無く、髪を整えるだけだったのであっという間に支度が終わっている。
意味もなく流れているテレビを見ると久我の特集がやっていた。
テレビの中の別世界の人間が、今隣にいるなんて現実味を帯びてなくて目眩がしそうだ。
テレビの中の久我は無駄にキラキラしていて、なぜだかムカついたから画面を消すとプラグごと抜いてやった。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
41 / 49