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第1章 君と俺のはじまりの話
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「好きです。」
こんちゃーす、レトルトと申しまーす。
唐突ですが、誰もが1度は憧れる告白。
みんな1度は学園のマドンナなんかに文化祭、卒業式などでされたりする妄想をした事があるだろう。
だが、現実はいつもシビアで辛口である。
今、俺はその現実を叩きつけられて困惑している。
レトルト「え?」
キヨ「だから、レトさんの事がすk
レトルト「わあああああああ!!!!!いい!!言わなくて良いから!!」
何?なんつった?俺の事が…好き!?!?
待って待って!?頭の処理が追いつかない…!
えーと…俺は今、キヨ君に呼び出されてキヨ君家に来て、そしたらいきなり告白された…
うん。
…いやいやいやいや!!!!!おかしいでしょ!?
なになになに??コイツそんな趣味だったの!?
え、怖い怖い怖い!!!!!
昨日のレトルトさん実況中そんな目で見られてたなんて知ったら逃げ出してますよ!?
い、いやそうじゃなくて…!!!!!
どうしよう。断るか?
いやでも、そしたら後が気まずくなる…
て言うか当の本人は何してん……
キヨ「あ。」
レトルト「なっ、何してんだ!!!!!」
バチンッ
キヨ「イッテェ!!!!!!!」
怖い怖い怖い怖い怖い!!!!!
え、なんで顔近ずけてたん?怖っ…!!!!!
も、もしかしてキ、キスしようとしてた!?
怖い怖い怖い!!!!!
犯罪やん!!!!!強姦やん!!!!!
キヨ「イッタァアア…強く叩きすぎだろ!!!!!」
あ、思いっきりキヨ君のほっぺたぶっ叩いたの
忘れてた…
うわぁ、真っ赤やん…w
いやいや、そうじゃない、そうじゃない…
うーん、キスしようとしてきたとはいえ、やりすぎたかな…
レトルト「あー、、、ごめん。」
キヨ「ったく…可愛いから許すけどさ………」
…え?今なんつった?可愛い?俺が?
え?普通にキモ。
ナチュラルにキモイんだけど。
怖い怖い色々怖過ぎるでしょぉおおおおおおおおおおおお!!!!!
キヨ「…で?返事は?」
返事…?
…あ!!そうだった!すっかり忘れてた…
えー!!!!!どうしよう!!!!!
自分の気持ち優先で断るか?
この後の事考えてOKするか…?
どうすればいい…?
キヨ「断っても良いけど。」
あ、offテンションだ…
断ってもいい…?でも…
キヨ「レトさんはさ。俺の事どう思うの。」
レトルト「え?」
俺がキヨ君をどう思っているか…?
キヨ君は動画ではクズでゲスでウザくてバカだけど、普段は暗くて大人しくて面白くて好きだ。友達として…多分。
レトルト「好きだよ、友達としては。」
キヨ「……そっか。」
あれ?食いついて来ない…?
キヨ「じゃあさ。1週間お試しって事でさ。
付き合ってみない?」
レトルト「お、おっけー!」
なんで食いついた俺!?
え。俺何も考えてない…え、え、どうしよう…
キヨ「よろしくね。レトルトさん。」
レトルト「……よろしく」
こっ…
これからどうすればいいんだー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
続く
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