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仕事が一段落し部屋に戻るとすぐ目の前にミヅハの後ろ姿が見えた。
また逃げようとしたのか。
少しカッとなりながら名前を呼ぶ。
ゆっくり近づいていくと突然背中が丸まり吐き始めた。
体調が悪い癖に逃げようとするから、とイライラしながら急いでベッドの方へ連れていく。
「お仕置きされたいのか?」
真っ青な顔をして私を睨むミヅハ。
その強気な態度、嫌いじゃない。
そういうのが好きなんだ私は。
虐め甲斐がある。
「お仕置きされたくないなら今は大人しく寝てろ。」
本当は今すぐお仕置きをしたいくらいだった。
だが今はお仕置きをしたら死んでしまう気がした。
次はないからな、と言い残し部屋を出る。
我慢しろ今は。
身体が治った時、覚悟するんだミヅハ。
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