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なな
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「珍しく嬉しそうにしていると思ったら『孫ができた!』などと言っていたからなぁ」
「ま、孫・・・」
確かにそういう事になるがさっき俺に伝える時そんか素振り一切なかったよな??どちらかと言えば冷めてたと思う・・・てか、他人事のようにも感じたぞ。
ラトビエ、いや王妃の先程の反応を思い返すと喜びながら王に伝える姿が全く想像ができず少し顔が歪む。すると王の口から爆弾発言が投下された。
「それが可愛すぎてついつい事を致してしまってな。
今は風呂に入ってる。
お前らの子どもと同い年の妹か弟が出来るかもしれんぞサラ。」
「へ!?」
「いやまて、それはきつい」
王はとても若い。この世界の平均男性死亡率は323歳であるが王族は少し長く388歳、そして王はまだ102歳だ。見た目など20~320歳位までは身長以外はそう変わらない。そのため元々美形揃いの王族の方達は300年以上とても美しい姿のままだ。ゆえにいろいろな女性や男性の憧れの的になりやすい。
当然サラもその一人でとても男女両方にモテる。元々浮気性だったサラは後何年俺だけで居られるのかと日々不安になるほど・・・。だがそれは王も同じで、王は子どもが19人 おられるがその内の8人がラトビエの実子ではない。側室または城下へ行かれた際出会った女性との子どもである。
この数十年は何も無いが、他の人が王の子を産む度にラトは身体を崩し床に伏せてるいた。あんな無理をしているラトはもう見たくない。
「ま、いいぞ。
クルトなら結婚しても大丈夫だろう」
「え!いいんですか!?」
「クルトだから良いんだ。他の者であれば断る。」
・・・嬉しい。王に結婚を許して頂けたのはとても嬉しい。隣にいるサラを見ると、サラも嬉しそうな顔をしてこちらを見ていた。
「じゃあ式をいつ挙げるか王妃が来たら話し合おー」
「チャーリス、俺の服どこにー・・・って、え?」
「「・・・!」」
「は!?」
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