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「・・・っ、・・・・・・ん・・・?」
「ラト!!大丈夫か!?」
「チャー・・・リス・・・?」
一体何が起きたのか分からず周りを見渡すと俺の主治医であり侍医のスカーとチャーリス、そしてサラとカイと椿がいた。何があったのか少し考えるとすぐに思い出した。
そうだ・・・俺のお腹には・・・っ。
目が覚めて直ぐに手を腹に当てるのに対しスカーはバツの悪い顔になり、他の4人は何が何だか分からない表情を浮かべる。
「どうしたラト・・・痛いのか?」
「・・・いや、スカーから聞いてないのか?」
「なんのことだ?」
「・・・・・・」
少し考えスカーの方へ視線を送る。すると俺の考えが伝わったのか一度目を閉じ息を吐いてチャーリスに声をかけた。
「発言してもよろしいでしょうか」
「何だ」
「王妃の体についてなのですが、」
「っ何があった!!アイツのせいか!?」
「・・・・・・・・・子を・・・身ごもったようです」
「「!?!?!?」」
「・・・っ」
皆、スカーの言葉に身を見開き口を開けたまま固まる。俺はどうすればいいか分からず下を向く。
怖い。とても怖い。誰もが想像していなかった事だ。俺の体のことだというのに俺自身どうすればいいか分からないのだから。
数分静かに時が流れていると、チャーリスが口を開いた。
「産・・・むのか・・・?」
「そ、れは・・・っ」
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