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悪魔と神父 あるラム
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死ネタ含みます
ここは紛争が多い危険な地域
朝から夜まで銃声が響く
そして死者の数は増え続ける
―あるにあside―
おー…人間さん達は飽きないね
殺し合ったって何も変わんないのにな
はぁ〜醜い醜い
あ(あれ…?あそこのあいつ…)
よく目を凝らして見ていると
その人間と目が合った
あ(!?!?目、合った…?
でも人間には見えないはず…)
ラ「そこの悪魔、何してる、まさか
悪巧みでもしてるんじゃないだろうな?」
あ「へー…俺の事見えるんだ」
俺はそいつに近づく
するとやってその人間が神父である事に気づいた
ラ「それ以上近づくな」
あ「待って待って、俺はそこら辺の
悪い悪魔じゃねぇって」
ラ「いい悪魔なんて居てたまるか」
あ「だからぁ、なんで協会の奴らはそうやって…」
ガラッ
あ(…!今瓦礫が動く音がした
この近くに兵でもいるのか?)
ラ「おい、話聞いてる…」
あ「しっ…!静かに…」
ラ「何を…」
ガララッ
瓦礫の山から兵が立ち上がってきた
ラ「!!あれは…兵だ…!」
あ「やっぱ居たか…!」
ガンッ!!
俺は近くにあったレンガを飛ばした
そのレンガは兵に命中して倒れた
ラ「お前…どうやって…」
あ「俺は生き物じゃなかったら
能力で触れるんだよ」
ラ「そんなことあり得るはすがないだろ」
あ「悪魔は能力持ってるもんだよ?
俺の場合は弱っちぃ能力だけど役に立ったな」
ラ「信じ難いが、そうでなかったら
今の事に証明がつかない…」
神父は納得したみたいだな
頑固な奴じゃなくてよかったわ
あ「でしょ?だから俺がやったの
てかその警戒解いてよ、守ったんだよ」
ラ「……まぁそれもそうか」
あ「俺も1人でやる事ないし仲良くしようよ」
ラ「お前1人なのか?」
あ「ま、色々あって追われる身なんだよ
それに俺の名前はあるにあ、名前で呼んで」
ラ「あまり深追いはしないでおこう
俺はラムザ、よろしく」
あ「ん!よろしくね」
俺達は自分の事、今まであった事
そして悪魔の世界と人間の世界の話に
ついて話し合った、結構仲良くなったと思う
ラ「へぇ…俺の知らない役職とあるんだ」
あ「ま、人間は最低限の事しか
知らないからね」
ラ「確かに、悪魔の世界に行った人は
居ないからなぁ」
あ「逆に悪魔界で人間は
恐ろしいものとされてるよw悪魔を食べるとか」
ラ「え、それは無いでしょ
というか悪魔が見える人も少ないのに」
あ「こっちに来る奴が少ないからな
まだそういうのを知ってるのはほんの1部だけ」
その後も話し続けて、やがて夜になり
辺りがシーンと静まり返る
あ「そういえばさ、俺以外にも人間界に
来る奴いるって言ったじゃん?」
ラ「言ってたな」
あ「でも行った奴は悪魔界に
帰って来れないんだよ」
ラ「え?帰って来れないって?」
あ「簡単に言うと禁じられてるから、
人間界に来るのがさ」
ラ「なるほど…追い出されるのか?」
あ「追い出されるってか、人間に強制転生されるね」
ラムザさんはわからないだろう、こっちの事を、
前までは…いや、だいぶ昔は知っていたのだろう
そして、ラムザさんが知ってる時、俺は知らなかった
ラ「人間になれるっていい事じゃないの?」
あ「いや、俺らから見ると人間はさ、死ぬじゃん
それに先の見えない争いをしたり
そんな人間になる事はそっちで言うと死刑だよ」
ラ「……一理あるかもしれん」
あ「逆にさ、ラムザさんが死んだ後、どうなるか
教えてあげよっか?」
普通ならその人の未来は知らない
だけど、俺は未来がわかる、ラムザのだけ
ラ「そんな事わかるの?」
あ「そう!俺は未来も読めるんだよ
だから、教えてあげるよ」
嘘はついていない、結末がわかる、という意味では
ラ「教えて、俺の未来」
あ「いーよ、ラムザさんはね、死んだら
《悪魔》になるよ」
ラ「……え?」
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