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悪魔と神父2 あるラム
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Part2なので1を見てない方はそちらを
読んでくれると幸いです
この小説には死ネタを含むので
苦手な人は見るのをお勧めしません
―ラムザside―
どういう事かさっぱりわからない
俺が悪魔?どうして?
俺はあるにあの言葉に動揺を隠せなかった
ラ「何で悪魔に…?」
あ「俺が、悪魔が見えるから」
ラ「そんなのおかしいだろ…なんで見えたら
悪魔になるんだよ…」
あ「ほら、聞いたことあるでしょ?前世の記憶を
持つ人間が居るって」
ラ「聞いたことはあるけど…」
あ「万が一ラムザさんが前世の記憶持ってたら
俺らの存在がバレる、それはとても厄介な事
だから、見える奴は悪魔にする」
理不尽な話だ、持ってない人でも持ってるかも
という理由で人を悪魔にするなんて…
待てよ…?見える人は悪魔にする…
じゃあ、あるにあは?あるにはの前世は?
ラ「…あるにあが悪魔になる前は…?もしかして…」
あ「あ、わかった?」
ラ「あるにあの話を聞いてればね」
あ「多分想像通りだよ、俺は元は人間だった
俺も見えたんだ、悪魔が」
やっぱり、あるにあは悪魔が見えたんだ
だから悪魔にされて、今に至る
ラ「でも待って、あるにあはさっき
人間界に行ったら人間にされるって言ったよね」
あ「言ったね、それがどうした?」
ラ「人間にされたら悪魔だった頃の記憶はあるの?
人間から悪魔になる時はまだ人間の頃の
記憶がある訳でしょ?」
あ「鋭いねぇ、ラムザさん、でも記憶はない
見える人間が死んだら悪魔になる、それは
次の死んだ人生って考えて?それで
人間になる時、死から生は新しい人生になる」
ラ「どういう事だ…?」
あるにあが説明してくれたが、どうやら
見えない人は、生きてる時だけが1つの人生
見える人は、生まれ変わるまでが人生らしい
死の世界で生活する時間があるという事だ
あ「って訳で、悪魔から人間に変わる時は
真新しい記憶で始まるんだよ
人間とは違って、悪魔は前世の記憶が無い」
ラ「だから悪魔から人間に変わるのは
問題がないと言う事か」
あ「そうそう、だから悪魔界の詳しい情報が
人間界に漏れ出さないって訳」
ラ「なるほど…」
あ「ま、もしラムザさんが人間界に来て
人間になる事があったら、忘れるけどね」
見える人だけが悪魔になるという事は
今悪魔界にいる人は人間の頃悪魔が
見えてた人と言う訳だ、そこでまた疑問が生まれる
ラ「あるにあ、もう1つ聞いていい?」
あ「いいよ、なんでも聞いて」
ラ「元々は人間だったんだろ?だったら
悪魔がわざわざ人間を恐れる必要はないよな」
あ「いや、恐れるんだよ、それが、
人間の中にラムザさんみたいな教会の奴が
居るだろ?」
ラ「居るね」
あ「そして教会の奴は悪魔を追い払える、つまり
悪魔を殺せる、だから元は人間でも
悪魔になって人間界に行くと、教会の奴らに
殺されるんだよ」
ラ「なるほど…そしたら理解できるな
俺だって最初はあるにあを殺そうとした、
元は人間だったとか知らないし、悪いイメージがある」
あ「だろ?だから人間は恐れられる
ま、俺は別に殺されてもいいんだけどね」
ラ「何で……?」
あ「ん?それは……秘密☆」
あるにあはそう言って笑うが、これは作り笑いだろう
口は笑っているけど、目に出る感情は誤魔化せない
何故、殺されてもいいのだろう
あるにあの事が知りたくなってくる
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