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悪魔と神父7 あるラム
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Part7なので1.2.3.4.5.6を見てない方はそちらを
読んでくれると幸いです
この小説には死ネタを含むので
苦手な人は見るのをお勧めしません
―あるにあside―
いつもの様に話した後、俺は少し離れた
場所で寝る、そしていつも通り昼に起きた
あ『あ…もう昼か…行かなきゃ…』
『うわ!悪魔だ!』
『気持ち悪い!!帰れ!消えろ!!』
『ねぇ…本当に悪魔っているの…?不気味…』
起きると俺の目の前には複数人の子供が居た
あ『え…?俺が見えて…?』
『しゃ、喋った!逃げろ!!』
『悪魔が伝染るぞ!』
あ『何で…そんな…』
ラ『………』
あ「ラ、ラムザ…さんっ…」
ラ『………』
あ『ねぇ…ラムザさん…行かないで……』
ラ『………』
そしてラムザは暗闇の中へと消えていく
一度も振り返らないで
あ『………また、そうやってお前も離れてくんだ…』
あ「っ……!………はぁ…夢か…ありがちだな
こういう夢オチ……」
あ「でも…俺は確かに嫌われる存在……
………………考えるのやめよう」
嫌な夢を見たおかげでいつもより
早い時間に目が覚めた
そこで、俺は早めに約束した場所に向かう
―ラムザside―
俺は、いつもの時間に場所へ向かった
また昼に来るんだろうな、と思いながら
すると、近くなるにつれ、誰かが居るのが見える
急いで近寄ると、あるにあだった
ラ「あるにあ!今日は早いんだな」
あ「あ…うん…目が覚めて…」
ラ「そうなんだ、珍しい」
話すと、明らかにあるにあに元気がないのがわかる
もしかして、何かあったのではないか
ラ「……あるにあ、何かあった?」
あ「………」
ラ「あるにあ?」
あ「……ラムザさん……俺って…居ていいのかな…」
ラ「え?急にどうした?」
あるにあの返事が遅く、顔を覗くと、うっすらと
目に涙が溜まっていることに気付いた
ラ「あ、ある……に…あ……?」
あ「ごめんっ…ラムザさん……俺なんか
居ない方が………良かったのにっ……」
そう言って、目に溜まってたものが
一気に頬を伝い始めた
ラ「何で…そんな事…」
あ「俺は悪魔だっ…居たら…いけない…
俺は気持ち悪い…から……
俺は人を不幸にする……俺は…俺はっ……」
その時、あるにあをどうしたらいいのか
わからなかった、人間とは違う、悪魔だから
だから、考えてる事もわからない……けど
ラ「………」
あ「…え?」
ラ「大丈夫…大丈夫だよ…俺はそんな事思わない」
物越しなら触れる、それを思い出し
あるにあをそっと優しく包む
あ「でも……悪魔だからっ……」
ラ「悪魔なんて関係ない、あるにあは
あるにあだから」
あ「そんな訳っ………」
ラ「好きなんだ、あるにあの事、本当に…」
あ「けど…何で……何もしてやれてないし…
逆に……迷惑して…かけてない…」
徐々にあるにあの声が小さくなっている
そして、涙もさっきより溢れている
ラ「いや、あるにあは俺に楽しい時間をくれた
話す度に、あるにあが居なかったら、ずっと
つまらない日々だったと思う
だから、ずっと俺の傍に居てほしい」
あ「……っ」
ラ「誰よりもあるにあの事が好きだ、あるにあの隣に
居続けたい、だから、俺と付き合ってください」
あるにあの両肩を掴み、真剣にあるにあの
眼を見る、少し驚いたような顔をしたが
すぐに返事をしてくれた
あ「ん…うん……俺も…ラムザさんの隣に居たい……」
ラ「……よかったぁぁ」
一気に全身の力が抜けた
思わず笑みが漏れ、あるにあの方を見ると
あるにあも笑っていた
ラ「………」
あ「ど、どうした?」
ラ「いや、俺の恋人可愛いなって」
あ「……へ!?」
ラ「ははっ、あるにあ顔赤い」
あ「だってぇ……ラムザさんがぁ…」
今日からこの可愛い子は俺の恋人になった
こんなに幸せな気持ちになったのは初めてだ
本当に、とっても、幸せだ、今は
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