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久しぶり ジャンラム
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長めの一話完結です
息抜き小説なんで軽く見てください
モブ少しだけあり
初めてのジャン攻め…!
受け固定絶対だったけど頑張る…!
―ラムザside―
今日は予定が重なって他のメンバーよりも
会う事ができなかったジャンクが、今日!
俺の家に来る!
早速俺は部屋を綺麗にし、机の上に
ジャンクの好きな、甘めのお菓子などを置いて待つ
ラ「久しぶりに会うな、ジャンク
喜んでくれる……かな…?」
ワクワクしながらも、緊張が混じった
感情で、髪や、服装やらを整える
見てわかるかもしれないが、俺はジャンクが好きだ
しかし、ジャンクは俺と事友達としてしか
見ていないだろう
それに、顔も良く、頭もいい、背も高いし、運動もでき、
優しいから、もちろんジャンクはモテている
彼女が居てもおかしくない
―ジャンクside―
今日はラムザと会う日、中々
予定が合う日がなく、見送りになる事も
多かったが、やっと二人の予定が空いた
久しぶりに会うものだから
嬉しくて、鼻歌を歌いながらラムザの家へ向かう
ジ「ふんふふ〜ん♪」
暫く歩いていると、俺の鼻歌以外に
ハイヒールのカツ、カツという特徴的な
音が聞こえる、それに、どうやら走って………
女「キャッ!!」
ジ「んぇ!?」
角から出てきた女の人と勢いよくぶつかる
女の人が倒れる前に背中に手を回し
体制を直させた
女「ご、ごめんなさい!それと、ありがとうございます」
ジ「あぁ、いえ、俺の不注意もあるので」
少しの沈黙が続き
ラムザとの約束を思い出した俺は、去る事に
ジ「じゃあ、これで」
女「ま、待ってください…!」
ジ「…え?」
女「あ、あの……」
俺の袖を掴んだその人の顔は、赤く染っていた
そして下を向き、何かを言いたそうに
言葉を詰まらせていた
ジ「………何ですか」
女「もしよかったら……この後食事にでも…」
ジ「結構です、用事があるんで」
女「少しだけでいいですから…!」
よくある事だ、昔は普通に接していたが
大人になると多くの女は急にしつこくなる
ジ「あの、用事が…」
女「それじゃあ、連絡先でも!」
ジ「遠慮しときます、それじゃあ」
俺は袖を掴んでいる手を振り払い
早足でラムザの元へと向かった
女「……………相手と気まずくなるといいわ」
そうして、歩いていると
懐かしい家が見えてきた、ラムザの家だ
一呼吸置き、呼び鈴をならした
ラ「ジ、ジャンク?」
ジ「うん、ラムザさん、久しぶり」
ラ「ちょっと、ちょっと待ってて!!!」
ラムザが出てくるのを待っていると
中からドタドタと走ってる音が聞こえた
ジ(ははっ…また走ってる……昔と同じだな……)
ガチャ
―ラムザside―
扉を勢いよく開けると、懐かしい顔があった
ラ「ジャンク!!久しぶり!えっと、上がって!」
そうして、ジャンクを中に入るように誘導する
ジャンクは軽く一礼し、お邪魔しますと言って
俺の家に入った
ラ(やっぱりちゃんとしてるな…ジャンクは……)
そのまま二階に行き、俺の部屋に
ジャンクを入れる、部屋はさっき掃除したから
文句の付けようがないくらいピカピカだ
ジ「おぉ、ラムザさんの部屋は広くて綺麗だな」
ラ「まぁね、掃除好きだし」
ラ (本当はさっき掃除したんだけど…)
俺は、物が散乱していたり
食べカスが落ちていたりして、掃除したわけじゃない
実は……
ラ(あ…!やばい…!)
俺の目線の先には、ジャンクの
写真が大量に貼ってある、コルクボードがあった
ラ「あ、あぁ…えっと……あ、ジャンク!
ジャンクの好きなカントリーマ〇ムがあるから
好きに選んで食べてよ!」
ジ「お、ありがとう」
ジャンクが視線をカントリーマ〇ムに
移している先に、ダッシュでコルクボードを取りに行き
ベットの下にスライディングシュートさせた
ジ「そうだ、ラムザさん」
ラ「ひゃ、ひゃいっ!?!?」
ジ「あ、その…バニラあげようかなって…」
ラ「え…あ、あぁ!それね!バニラ!!ありがとう!」
ジャンクにバレたかと思い、つい変な声が出てしまった
幸い、バレてはいないようだ
そして、ジャンクの向かいの席に戻ろうと、横を通った
ラ「え…?」
ジ「…え?……あ、違うのが…よかった…?」
ラ「いや…そうじゃなくて……」
俺は、ジャンクに相応しくない“跡”に
視線が集中していた
ラ「ジャン…ク……彼女居たの……?」
ジ「居ないけど…?」
ラ「嘘だ…だって……ジャンクの首に……」
ジ「え、ラムザさん!?な、泣いてるの!?」
ラ「…そうだよね……ジャンクだし……彼女くらい…」
彼女なんて居るとわかってたのに
考えている事とは反対に、俺の頬には
止まらず涙が流れている
ジ「ちょっと待って、な、何?」
ラ「俺……バカみたい……」
ジ「急にどうした…?」
ラ「ジャンクだから…彼女居るよね……」
もしかしたら付き合えるのかも、なんて
浮かれていた自分がバカバカしくなってきた
俺の初恋は、呆気なく終わるんだな、と思った……が
ジ「待って待って、彼女?俺に?何の事?」
ラ「ジャンクの首に……キスマが……」
ジ「え、嘘!?」
ジャンクは慌てたようにスマホを取り出し
カメラを開いて、そのキスマを確認する
ラ「彼女居たなら…言ってくれればよかったのに…」
ジ「いや、居ないよ」
ラ「嘘だ……」
ジ「本当だって」
ラ「じゃあ、どうやって付くって言うんだよ…!」
自分の情けなさの苛立ちを
想い人であるジャンクにぶつけてしまった
ジ「いや、これには訳が…」
ラ「いいよ…もう……聞きたくないし」
ジ「ちょ、待って!」
部屋から出て行こうとすると
少し開いたドアをジャンクが閉めた
振り返ると、焦った表情をしていた
ジ「話……聞いて…」
ラ(………そんな顔で見つめないでほしい
好きでもない人に優しくしないで…)
ジ「だから…誤解なんだよ」
ラ「え…?誤…解……?」
ジ「実は、ここに来る途中…」
そうして、ジャンクから説明してもらった
その後俺の顔は段々熱くなっていった
勝手に勘違いして、勝手に泣いているのが恥ずかしい
ラ「あぁ〜…マジか……俺めっちゃ恥ずい奴じゃん…」
ジ「わかってくれた…?」
ラ「うん……てか…これ壁ドン……」
ジ「え、あ!ご、ごめん!」
無意識にこういう事をするジャンクは
本当に狡い
ラ「もう……期待すんだろ…」
ジ「へ…?」
ラ「あ、いや、その、つい心の声が
出たって言うか!えっと…何言ってんだ俺…」
ジ「………」
ジャンクをチラッと見ると
俺の顔をまじまじと見つめていた
ラ「ジャンク…さん?」
ジ「それって…どういう?」
ラ「ど、どういう…?」
誤魔化そうと思ったが、ジャンクの
真っ直ぐな目を見ると嘘は付けないようだ
ラ「好き……なんだよ………」
ジ「え…」
ラ「だから…ジャンクの事好きだ、恋愛対象で」
ジ「マジ…か……」
気持ち悪がられると思ったが
ジャンクの耳が赤くなっているのがわかった
ジ「はぁ……」
ため息をつき、しゃがむジャンク
同じ様に、俺もしゃがんだ
ラ「嫌だった……?」
その瞬間、俺の唇に柔らかいものが触れた
ラ「…?え?えっ?えぇ!?!?
ジャンク!?酔ってる!?」
ジ「酔ってないから」
ラ「じゃあ……何で…?」
ちょっと言うのを躊躇い、少しの沈黙の後
ジャンクは口を開いた
ジ「俺もラムザさんが好き」
ラ「……ほ、本当?」
ジ「うん、ずっと好きだった
本当はこんな形じゃなく、ちゃんと告白する
つもりだったんだけどな」
ずっと、片想いだったと思ってたが
どうやら、それは違ったようだ
俺達は……
ラ「じゃあ……その…言ってもらえると
嬉しいというか…え、えっと……」
ジ「俺、ラムザの優しい所とか、笑いかけて
くれる所とか、ラムザの全てが大好きです
もしよかったら、傍に居させてください」
ラ「…俺も、居てほしいです」
俺が返事をした後、恋人となったジャンクは
優しく微笑み、熱いキスをしてくれた
とろけそうな程優しいキスの後
あのコルクボードが下にあるベットで
色々したのは、また次のお話
〜久しぶり END〜
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