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一目惚れのあの子8 alja rmtp
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カメラ(視点):al.
メンバー(登場人物):
その画面には、タップフォレストの文字があった
「……タッ…プ?」
タップからLIME(ライム)が来ていることに気が付いた
LIMEをあまり開いていなかった俺は
すぐ返した方がいいのか、時間を置いて返した
方がいいのか考えていると
また、通知が鳴った
早く内容を見たい反面、すぐは返したくないという
思いで、30分空けてから、LIMEを開く
その内容は、今度二人で出掛けようという事だった
それ程出会って日も経っていない
嬉しい気持ちがあるが、困惑し、複雑だが
仲良くなれるかもしれない
俺は二つ返事で答えた
するとすぐに既読が付き
予定の話へと移った
そうして、今週末、駅の前で待ち合わせを
する事になり、早くも週末に向けて
準備を始め、すっかり日も沈んで、気持ちが
高まったまま眠りにつく
早かったような、遅かったような
タップと約束の日になった
LIMEが来たあの日から、何だか無視されたり
話を聞いてもらえなかったりした気がしたが
そんな考えは、ある事で消え去っていた
タップと遊ぶ、というのも一つの理由だが
一番は、ジャンジャンが学校に来ない、という事
いっても3日くらいだが、先生が言うに
どうやら体調が悪い訳では無いみたいだ
真面目そうな彼が休むなんて、と
頭はその事で埋まっていた
そう考えている時間もすぐに去りゆき
タップと出掛ける日になった
余裕を持って家から出たはずだが
のんびりしすぎたせいか、10分遅刻をしていた
慌てて走って駅前に向かう
すると、タップが居て、服装は学校の制服とは違い
とてもラフな格好をしていて、ボディバッグを
背負っていた
タップは、全く怒っていない様子だった
俺は安心してタップの元へ駆け寄るが
久し振りに走ったせいか、息が切れている
「あっ…タ、タップ……はぁ…はぁ……タ、タッ」
「え、ちょ、一回落ち着いて、ほら、深呼吸」
タップに言われた通り何回か深呼吸をすると
だいぶ息が楽になった
「ふぅ…タップ、待ったでしょ、何か
余裕持って来たはずなんだけどなぁ」
「大丈夫だよ、全然問題無いし」
「そう?なら良かった」
俺達は、そのまま映画を見に行こうという
流れになり、近くにあるイ〇ンの中の映画館へ
足を運ばせた
俺は大きなポップコーンを持ち
タップは、ジュースを二個持って、席に行った
中に入ると、既に薄暗くなっており、ホラー映画を
見る俺達にとって、雰囲気作りは完璧だった
上映時間になると、更に証明は落とされ
人の顔を見る事も難しくなる程
そして、映画が始まった、内容は、思ったより
面白くて、タップも楽しんでいた様子だった
いつも映画に行くと寝てしまう俺だが、今回は
映画に集中出来た
「いやぁ!映画すっごい面白かったな」
「まさか主人公が死ぬとは思わなかったよ
ああいうのって大体ヒロインが死ぬでしょ」
「それな、良い意味で期待を裏切られたっていうか」
そんな話をしていると、徐々にお腹が空いてきて
3階にある、フードコートへと向かった
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