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入学式8
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遅すぎだよ。
入ってきたのは、服が乱れた野郎。
長いワイシャツを真ん中2つだけボタンで止めてる。
髪も運動しましたよって感じだし。
濡れてるし。
チャイムがなってからどのくらい経ったと思ってんだ。
しかもなんだよその格好は。
学校をなんだと思ってんだ。
先生「お前ら席につけ。」
((((((きゃーーー!!!))))))
えっ?
甲高い黄声が聞こえた
どこにきゃーなんて言うところあったの?
「うるせぇな…」ボソッ
先生「一応出席とるぞーとったらすぐ移動だ。」
それから、出席を先生がとって言った。
妙な出席のとり方だった
可愛い系にはウィンクしてにやにやしながら
イケメンには通常
僕みたいな平凡にはやる気のない声
は?
ムカつく
差別…じゃないのか?
それって
そう思いながらイラついていたら
隣からちょんちょんってひろくんに呼ばれたから振り向いたら
ほっぺに指が当たった
そして、にこにこしながら頭をよしよしされた
すごく、心地よかった
いらついてたのが全て吹っ飛んだ
心地良すぎたせいで危うく術が解けそうだった…
はっ!!
「ひろくん!!ありがとう!!いらいらが吹っ飛んだ!!」
神楽「そうかw良かった。眉間にものすごく皺よってて明らかに怒ってますよーって顔してたからw」
「ほんとに?!
顔に出さないようにしないと…w」
神楽「また顔に出てたらよしよししてやるぞー?w」
「もうー!w大丈夫!!
てか、移動みたいだから行こ?」
神楽「おう!そうだな!w」
そう言いながらひろくんと2人で体育館に向かった。
ぐーくんとはずくんはって?
周りにハエが集りながらうっとおしそうにしながら向かってたよ
イケメンは大変だなーw
お疲れ様です…
そして、体育館に着いた途端
凄かった…
他のクラスの子達がハエに加わって
もっと2人とほかのイケメンは大変そうだった…
またまたお疲れ様です…
それから、みんなが席に着くまでが大変だった
隣は僕だ!!僕だしー!とか言い争ってたから…
僕達は安全そうな1番最後の席に座ったよ…
なんか、クラス関係なさそうだったし
やっぱり、あれがうるさいって思ってる人達はみんな後ろに座ってた
考えることは一緒だ!!w
それから、入学式が始まった
が、うるさかった。
色んな人が壇上の上で話してるのにイケメンとかに必死こいて話しかけたりして…
むぅ…ってしてたら
耳を塞がれた
えっ?って思ってたら
塞いだのはひろくんみたいで
何かと思った。
確か次は生徒会の話しだったよな…?
ひろくんの方を見るとそのままでいろと言う目でこっちを見てたので、それに従った。
そして、理由が分かった。
耳を塞がれていても聞こえた
黄色い声
きゃーーーーーーー
ってのと
うぉおおおおおおおお
ってのが
まるでこうなることが分かっていたかのように耳を塞いでくれたひろくんはヒーローだ
でも、ひろくんの耳は大丈夫かな…
チラッとひろくんを見ると耳が痛そうだけど、それを悟られないように堪えてる
心配した目でひろくんを見てたら
こっちを見てにこってした
多分今何言っても聞こえないと思うから
口パクでひろくんに
ありがとう
大好き!
って言ったら
ひろくんの顔がみるみるうちに真っ赤に染まり
そっぽ向いた
どうしてだろう…?
まぁ、いいや
それから、段々眠くなり始めて…
寝てしまった…。
「すぅ…すー…」
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