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俺だけ見てて
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当たり前だよね、俺なんかよりいい人いっぱい居るもん。
俺なんか、いなくていいんだ。
誰からも必要とされない。
いらない子なんだ。
俺は母子家庭で育ってきたんだけど、母親は俺の事がすごく邪魔そうだった。
だから俺も高校を卒業して直ぐに家を出た。
あの家から早く出たかった。
毎日のように母親は男を連れ込んで、俺がいるのにも関わらずヤってた。
そんな家も母親も、何も出来ない自分も嫌だった。
そんな俺の事を受け入れてくれた唯一の存在、それがなーくんだった。
なーくんは俺をすとぷりっていうグループに誘ってくれた。
すとぷりは最高だった。
りいぬにるぅとくんにジェル、ころんになーくん、みんな好きだった。
でもなんか、俺だけ置いていかれてる気がして...。
誰かに必要とされるのなんか初めてで嬉しくて勝手に1人で舞い上がってた。
馬鹿だよな…俺。
俺なんか居なくてもいい存在なのに。
こんな思いするんだったら会わなきゃよかった、出会わなきゃ良かったんだ...
なんで、なんで、なんで...俺だけ見てよ。
なーくん、好きだよ、愛してる
こんな愛重すぎるよね。
ごめん。
もう限界なんだ。
なーくん、今までありがとう。
ずっと俺だけを見てて欲しかった。
そんなの無理なのにね...
旅立つ俺を許してください。
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