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届かない声
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青黄
r18
文才も語彙力も皆無
それでも良ければ読んでやってください。
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あと3日。
そう、あと3日も経てばぼくの声はなくなる。
声を失ったぼくには何が残るだろう。
多分何も残らない。
なんでこんなことになってしまったのか。
病院の先生は、君のせいじゃない、そういう運命なんだといっていた。
確率的には1000人に1人がぼくと同じ病気にかかるらしい。
ぼくはその1000人の中の1人だった。
ショックだった。
絶望という言葉が良く似合うだろう。
ぼくの夢がここで途絶えてしまうなんて、
ここからがスタートなのに、
挑戦し続けようと約束したのに、
一緒に活動してきたメンバーのことを思うと不甲斐ない自分に腹がたった。
そして、まだ一緒にいたいと思った。
「るぅちゃん大丈夫?」
「えっ?何がですか?」
「すごい怖い顔してたけど、なんかあった?」
「ううん、大丈夫です」
「そっか、るぅちゃんは笑ってた方が可愛い」
「なんですかそ、…んっっ!」
「ん、」
「………急にどうしたんですか?」
「んー、好きだなぁって思って」
その言葉を聞いた途端、なぜかぼくの目から涙が溢れてきた。
「っっ、」
「るぅちゃん!?」
「ごめんなさい、」
「え……?」
「ころん先生、ぼくのこと、ころん先生でいっぱいにして?」
「急にどうした………?」
「おねがい…」
「っ!………どうなっても知らないからな、」
あの時なんでこんなこと言ったのか今でもわからない。
こんなことしても離れるのが辛くなるだけなのに。
「あ、あ、ころんせんせっ、すき、だいすきっ」
「そんなに煽るな、理性なくなる」
「いいです、もっとぐちゃぐちゃにしてっ」
「淫乱だな、!」
「あぁっ!やばぃ、いっちゃぁ」
「僕も、」
「ああ゙っ!」
「っっ.........」
ぼく達は一緒に果てた。
「ころんせんせ、」
「どうしたのるぅちゃん」
「今、すごく幸せです」
「僕も、るぅちゃんと居れて幸せ」
「ころんせんせい?」
「なーにるぅちゃん」
「すきっ」
「ふふっ、僕も大好き、ずっと僕の傍に居て」
「はいっ」
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青side
翌日るぅちゃんは僕の前から消えた。
ぼくのことは忘れてください。
そう書かれた紙切れと、ワスレナグサの花びらを残して。
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