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「花麗がここに来なくなる少し前に、私達と結婚するんだって、キスしてくれたんですよ。」
「えっ! あれ、そうだっけ??」
「凄いホクホクした笑顔で、両親に連れられて結婚式に行ってきたんだって話してくれたんだよな。」
「ふふっ、そうそう。『結婚したら大好きな人とずっと一緒に居られるんだよ。だから二人と結婚して、ずーっと一緒に居るんだ』って。」
「そんで、『大好きだよ』って言って口にチュッて可愛いキスをしてくれたんだよ。」
(うわーっ!うわーっ!!恥ずかしいっ!!)
恥ずかしさで真っ赤になっているのが自分でも分かるほどに、顔も耳も熱くなってきた。
「……でも、そんな誓いをしたのに、二人のことすっかり忘れて今まで過ごしてたなんて……。」
「いいんですよ、花麗は人間ですから。人間として幸せになってくれるのが、私達の幸せでもありましたから。」
優しく頬を撫でてくれる白夜。
「正直、こうして花麗と共に居られるようになって、俺等も凄く嬉しいんだ。」
ギュッと抱き締めてくれる剛祈。
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