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さようなら。いま会いにゆきます。
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今日は君が居なくなった日と同じ
雪の降る、冬。
夜明け
「本当は、知ってたよ。元々病気持ちで…それでも持った方だって。時折苦しそうにしてたの、知ってた、でも、僕には内緒にしてたみたいだったし、言われかったから、触れなかった。
でもね、気付かないふりをするのも限界だよ。
僕の前から消えたあの冬。
そろそろ辛かったんだよね?
高校をやめたあの日、きっと病院で寝たきりになったんでしょ?
やっと既読が着いたあの日、最後の力を振り絞って、僕に届けようとしてくれたんだね。
やっと届いたよ。
でもごめん。約束はできない。
今から逢いに逝くね
前に言ったでしょ。太陽がないと輝けません。
愛してるよ、ヒカル」
太陽が昇り始め、雪がやんだ。
高いビルから飛び降りて、僕は君の元へと旅だった
《ハルへ。突然姿を消してごめん。何も言わないでごめん。そばに居るって約束守れなくてごめん。謝ってばかりで、ごめん。
多分、俺の病気のことを知っていても触れないでいてくれたんだろ?
ありがとう。俺は長くは持たないから、少しでも多くハルと一緒にいたかった。
すごく楽しかったよ。
あるの笑顔が大好きなんだ。
多分、これを遅れてる頃には俺はもうこの世にはいないと思うんだ。
だけど、着いてきたらダメだ。まだ、ダメだよ。
約束して。もし来たら…怒るから。すごく。
ハル、あい 》
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