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双子の化け物 6
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?「勝った~!」
?「勝ったー」
男と女は同時にそういう。
グルッペン、鬱、トントン、ロボロは呆気にとられていた。
ーゾムとコネシマが負けたー
その事実に驚いた。
ゾムは味方最大の脅威と言われるほど強いし、コネシマもゾムには劣るが、
それでもどちらかというと強い方だ。
そのゾムとコネシマが負けた。
しかも、たった数分で...
しかし、それほどまでに驚いていることに相手は気付いているのか気づいていないのか、
最初と同じように緊張感の感じられない会話を始める。
?「楽しかったねっ、柚希兄さん!」
?「久々にこんな強い人と戦ったわw...えっとー、立てますか?」
ゾ「へ?」
コ「え?」
ゾムとコネシマはこのあと自分たちはとどめを刺されるのだと、
そう思っていた。
しかしそんなことはなく、予想外の発言に思わず素っ頓狂な声をあげる。
コ「俺らを殺さんのか...?」
?「?、だって、誰も傷つけてないし!まあ、友達か柚希兄さん傷つけてたら
半殺しにしてたけど!」
?「メリットもないしな。...てか、俺そんな弱くないんだけど?;」
一瞬さらっと物騒なことが聞こえたような気がするが、
この二人組には敵意はないようだった。
ロ「じ、じゃあ、なんでここに入って来たんや...?
なにか目的があって来たはずやろ...?」
ロボロは疑問に思っていることを率直に訊いてみる。
しかし、二人組はきょとんとしながらこれまた緊張感のない答えを言った。
?「「なんか大きい建物があったから!」」
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