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挨拶回り
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さっきまで居た部屋を後にした柚希,柚夏、そして案内役を任された
鬱は並んで歩いていた。
鬱「それじゃあ、誰のとこから行きましょか?」
柚夏「うーん....なんかね!なんかね!楽しいとこ行きたい!」
鬱「楽しいところ?;」
柚希「ここは遊園地じゃないんだから;....あ、誰のところからでも
大丈夫ですよ?」
鬱「じゃあ、マンちゃんのところからでも行きましょう。」
そう言って、鬱はオスマンのいる場所に案内するのだった。
*****
inオスマンの部屋の前
しばらく歩いたところで鬱は一つの扉の前で立ち止まる。
柚希「これがその、オスマンさんの部屋ですか?」
鬱「はい、そうですよ。」
柚夏「どんな人なんだろうね!」
柚希は鬱に問いかけ、鬱はそれに答える。
柚夏は呑気に緊張感もなく楽しんでいた。
鬱がその扉をノックする。
オ「はーい、誰めうか?」
鬱「鬱だよ~、入っても大丈夫?」
オ「大丈夫めう~」
了承を得た鬱はオスマンの部屋の扉を開けた。
オ「大先生が来るなんて珍しいな~、なんかあった?」
鬱「いや、ただこの人たち紹介しようと思って来たねん。」
鬱は少しずれて、柚希と柚夏がオスマンに見えやすいようにする。
(ずれなくても柚希、柚夏の方が背は高いから見えるのだが...。)
柚希「あ、どうもです。柚希って言います。」
柚夏「えっとね!えっとね!柚夏だよ!」
オ「その人たちがさっきロボロが言ってた新しい人めうか~!」
鬱「あ、先にロボロから聞いてたんやねw」
どうやら、インカムで事前にロボロが知らせていたらしい。
オ「オスマンめう。これからよろしくめう~♪」
柚夏「よろしくね!!」
柚希「柚夏お前、敬語使えよ;、あ、よろしくおねがいします。」
鬱「それじゃあ、次行こか。」
三人はオスマンの部屋を出て行った。
オ「面白くなりそうだなぁ♪」
*****
in畑
次に鬱が足を運んだのは畑。
こんなところに来たのは次に挨拶に行く、彼がいる確率が高いからだ。
だから、今日も居ると予想し足を運んでみた。
その予想は当たっているようで、そこには白い服に身を包んだ
青年が立っていた。
鬱「あ、げどちゃん!」
ひ「....ん?だいちゃん。どうしたの?」
鬱「この人たち紹介したくて、この人たち今日から軍にはいるんだけど」
ひ「あぁー、ロボロが言ってた人達か。」
ここにも情報は届いていたらしい。
話が早くて鬱にとっても助かる。
柚夏「柚夏でっす!!」
柚希「柚希です。よろしくお願いします。」
ひ「ひとらんらんっていうんだ。よろしくね。」
青年...もといひとらんらんは優しい笑みを見せながら、
言葉を返してくれた。
鬱「じゃあ、次いこか!」
柚夏「あい!」
三人は次の人のもとへ行く。
ひ「面白そうな人たちだったな」
*****
in書庫
次は書庫へと鬱たちは向かった。
次の人物はおそらく、今日書庫に籠りっぱなしだ。
そう思い向かった。
書庫の扉の前につき、扉をノックしてみる。
エ「はい。」
声が返って来た。
やはり、ここにいたようだ。
鬱「エミさん。鬱やで、入ってもいい?」
エ「はい。大丈夫ですよ。」
扉を開けると、本のにおいが鼻を衝く。
エ「どうしたんですか?」
鬱「突然ごめんな?この人たち紹介するために来たんよ。」
エ「?....あ!もしかして、軍に新しく入る人たちですか?」
柚希「あ、はい、そうです。俺、柚希って言います。こっちは...」
柚夏「柚夏だよ!」
柚希が途中まで言ったところで、柚夏が元気よく名前を名乗る。
エ「私はエーミールです。よろしくお願いしますね。」
柚夏「よろしく!!」
柚希「だから敬語使えって;...よろしくお願いします。」
柚夏は元気よく。
柚希は礼儀正しくエーミールに挨拶を済ませた。
鬱「じゃあ、次やな。」
三人は書庫を出て行った。
エ「真反対の人たちですね...。」
*****
in医務室
今度は医務室の前まで来ていた。
次に会うのはあの人だ。
本当はあまり会わせてはいけないとは思うが、
今回ばかりは仕方ない。
それに、この早い段階で行っておかなければ、
逃げるにしても歩き疲れていてはもともこもないからだ。
そんな心境をもちながら、医務室の前に立ち、ノックをする。
し「はーい。」
声が聞こえたので居ると確信し、声をかけずに扉を開けた。
声をかけなかったのはただ単純に医務室だから。
例えば、保健室なんかでノックはしたとしても入っていいかの
了承は得ないだろう。そんな感じだ。
し「あ、大先生じゃん。何?俺にほられにでも来たの?w」
鬱「ちがうからな!?」
し「嘘嘘w」
正直、鬱には嘘のように聞こえなかったため、
鬱はその男から距離を置いた。
し「そこの二人がロボロが言ってた新人さん?」
柚夏「柚夏だよ!!」
柚希「あ、えっと、柚希です。」
柚希は何かを察したのか、鬱と同じように少し距離をとっていた。
柚夏は「どうしたの?」と言わんばかりの視線と疑問符を浮かべ、
二人を見る。
鬱「と、とりあえず、早く次いこか!;」
柚希「そうですね!;」
柚希と鬱は逃げるように、柚夏はそれを追いかけるように
医務室を出て行った。
し「楽しくなりそうだなw」
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