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双子の妹の睡眠事情
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みらん>昨日出そうと思ってたけど、忘れてました☆テヘペロ
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今日、たまたま書庫に集まっていた異様な三人の会話は
エーミールの一言から始まった。
エ「そういえば、柚夏さんって10時以降で歩いているのを
見かけないんですけど、なにしてるんですか?」
チ「あー、そういえばそうやなぁ。」
その問いかけにチーノも10時以降に柚夏を見たことがないことを
思い出しながら会話にのった。
問いかけを受けた本人、柚夏は意外にも本を読んでいたが、
そこは置いとき、話を続けるように返した。
柚夏「10時以降?10時以降はねー!寝てるー!!」
エ「寝るの早いですねー;」
チ「起きてることとかはないんすか?」
今度はチーノが流石に一日くらいはあるだろうと問いを重ねた。
柚夏「10時以降はねー、起きれないの!」
チ「なんか約束事でも?」
こんな早い時間、しかも成人した大人が起きては
いけない理由などないはずだ。
なら、何か柚希とでも子供のように約束でもしているのだろうか?
柚夏ならありえそうだな;
とチーノは心の中で思ってしまう。
柚夏は年齢が年齢にも関わらず、その精神年齢は
幼い子のように低く感じさせる。
それなら、本当にありえるのではないか。そう思った。
柚夏「んんー!違うよー、なんかね10時にはいつのまにか
寝ちゃうんだよー!!」
エ「なんか、無意識にすごい規則正しい生活してますね。」
柚夏「そーなのかー!」
チ「小さい子みたいなことになってません?;」
その回答を聞いて、チーノは別の意味で幼い子のように感じてしまった。
柚夏「...それに、暗いのは怖いからねー!」
エ「なぜですか?」
今まで暗いのが怖いなどエーミールは思ったことがないので、
柚夏にその理由を聞いてみる。
怖いと思うときはそれ相応の理由がある。
柚夏「んー...わかんない!」
チ「それ、おばけが出るからとかですか...?;」
柚夏「お化けさんは友達だよー!」
まさか、ここにきてまで子供的発想なのかと思ってチーノが
そう聞いてみるが、違うと返される。
エ「じゃあ、他に理由でも?」
柚夏「んー?しいて言うなら皆が見えなくなっちゃうからかな!!」
エ「?、見えなくなるのはそんなに怖いですか?」
柚夏「うん!だって、見えなくなっちゃったら誰かがいなく
なっても追えなくなっちゃうんだもん」
その回答は子供らしくない、大人らしくもない、
まさに柚夏らしい回答だった。
暗かったら皆が見えない。
そんな時に誰かに連れ去られたらどうしよう。
瞬間移動で行っても見つけられなかったらどうしよう。
助けられなかったらどうしよう。
それはニャルラトホテプに色々されてきたからこそのものだろう。
柚夏「だからねー!お日様は好きだよー!!」
柚夏はその代わりというようにそう言った。
エ「あー、確かにこの前私が5時くらいに起きたとき、
起きてましたもんね。」
チ「え、早くない!?」
柚夏「お日様が昇るころには起きてるよー!!」
そうやって話をする柚夏は太陽というものに
そぐう笑顔を浮かべていた。
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