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あっ、因みに当番制です2
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というわけで...。
柚希「あ。」
柚夏「あたったーーーー!!>∀<」
引いた結果はこの反応を見ればわかるだろう。
見事に双子が引き当てる結果となった。
シャ「....!、俺、この二人と行くの?え、楽勝じゃね?」
ト「あ、因みに瞬間移動とかのサンタのイメージ壊す魔法は
使ったらあかんことになっとるからな。」
結果を見て希望が見え、喜んだシャオロンに絶望の言葉が降りかかる。
これはもう苦労してこいと言っているようなものなのではないか?
シャオロンはまた落胆することになった。
柚希「あの、ソリ浮かして移動とかはありですか?」
ゾ「まあ、できるんならありなんやない?サンタっぽいし。」
柚夏「じゃあ、トナカイさん連れてくる~!!」
と言う流れで、三人が行くことは決まった。
*****
夜。
そういえば、ソリ此処にないし衣装もないけどどうするんだろう
と幹部たちは思っていた。
もしかして、ないから少し時間が遅れてしまったりなんてこと
してしまうのだろうかと心配していた。
が、それも杞憂に終わることとなる。
目の前には大きめのいかにもサンタクロースが乗りそうなソリに
大きなトナカイが二匹。おまけにサンタの衣装を身に着けた柚希、
柚夏、シャオロンが立っていた。
コ「お前ら、これどうやって用意したんや!?」
エ「そうですよ!ここにこんなソリはなかったはずですし、
衣装も去年のものは間違えて処分してしまってなかったでしょう?」
そのまくしたてるような質問攻めに二人は疑問符を浮かべながら、
さも当たり前のように宣う。
柚希「作りました。」
柚夏「作ったよー?」
柚希は衣装を、柚夏はソリをそれぞれ作ったらしい。
その作業を仕事の合間などの分もかからない間に終わらせたというの
だから流石この双子と言わざるを得えないだろう。
その説明に一瞬フリーズしかけるが、普段からこれが通常運転と
いっても過言ではないので、「あっ。いつものことだったわ。」
と無になった。
ロ「あっ!そや!それだけじゃないねん!トナカイはどうしたんや!?
さすがにトナカイなんて飼ってなかったで!?」
柚夏「柚夏が連れてきてー!」
柚希「で、僕が懐かれました。」
柚夏は動物と同じ種類なのか、ほぼ友達感覚で呼んできて、
顔面偏差値が高い柚希(コネシマ並)に懐き、協力してくれること
になったらしい。
意味が分からない?
うん、これを説明している作者自身もわからないよ☆
因みにこの男。ネズミ何百匹にAPP(顔面偏差値)で
懐かれた過去を持つ...。
ト「....もう、なんかええや...。ほら、さっさ行ってきい?
多分結構な時間かかると思うから;」
もう既に考えることを放棄したトントンは行くことを勧め、
ここで会話は終わり、行くことになった。
*****プレゼント配り中...(*‘ω‘ *)
柚希「そろそろ終わるな。」
シャ「割と早くてびっくりだわ...;」
それは柚夏に黙るように言い、配り始め、ほとんどの
プレゼントを配り終えたころだった。
柚希はプレゼントを一つ持ち、柚夏とシャオロンは
礼拝堂で待機をしていた。
一歩、また一歩と歩を進める。
部屋の前まで来たところで扉のドアノブを音を立てないように
ゆっくりと慎重に回し、これもまた音を立てないように
ゆっくりと扉を前に押した。
そうすればキィィと小さく音を立てて、扉がゆっくりとその空間を開けた。
ベットが見える。
一歩また一歩とベットの前まで音をなるべく出さないように
細心の注意を払い、近づいていく。
残りベットまで一歩行けばプレゼントを置ける。というところで。
少女「んぅ....ん?...っわー!サンタさんだぁ!」
柚希「ぁ」
声が響いた。
声の出処は予想していた通り、ベットの上ですやすやと寝息を
立てて寝ていたはずの少女であった。
少女「サンタさん来てくれたのー?」
柚希「そうだよ~?」ニコッ
それに焦りもせず、柚希もその純粋な小さな少女に返した。
少女「サンタさん、プレゼントくれるのー?」
柚希「うん、もちろん。だから、早く寝ようね~」
少女「えぇー、まだサンタさんとお話してたいー!」
優しく寝るよう促すサンタさんもとい柚希に少女はまだ寝たくない、
サンタさんとまだお話しするんだと駄々をこねる。
これが、幹部たち全員が行きたくなかったわけである。
こうなってしまった子供はなかなかいうことを聞いてくれない。
しかしそれを見て、柚希は困った顔を作り、更に続けた。
柚希「んー、だけどね。サンタさんもね、いろんな子たちの所に
行かなきゃならないんだ...」
少女「そうなんだぁ....」
そう悲しそうに言えば、少女も何か思ったところがあったのか、
少し考えるような仕草をした。
柚希「だから、いい子にして寝ようね!」
少女「わかった!皆にプレゼント届かなかったら、皆悲しむもんね!」
なんていい子なんだ...。天使か...?
( ゚д゚)ハッ!
んん゛...。
なんて言いながら少女は笑い、ベットに潜った。
寝息が聞こえてきたころ、それを見届けた柚希は静かにプレゼントを
少女の枕元に置き、小さな声で起こさないように言った。
柚希「メリークリスマス」
omake=====================================================
後日、シャオロンにどんな様子だったか幹部が聞いたところ。
シャ「あいつら、プロだわ...。俺らが今まで頑張ってきた
意味が...。」
と悲しそうに語っていた。
あっ、因みに当番制は変わらなかったよ☆
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