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ちゃらお君の葛藤(3)*
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静の手が胸から下りていき、下腹部も通り過ぎ、ズボンと下着を一緒に掴んでずるりと脱がした。
ぷるんと勢いよく飛び出した恭弥のモノはしっかりと勃ち上がり、硬度を持っていた。先の方はすでにヌルヌルとしていて卑猥だ。
(色も形もサイズも良い。女にもネコに人気だろうなぁ)
静に目を細めてまじまじと感心するように眺められ、普段なら緊張も羞恥も感じないのに恭弥はその両方でいっぱいだった。
(せいに…見られて…)
羞恥心が度を越して涙すら浮かべる恭弥の顔を見た静は自身の興奮を抑えるのに苦労するな、などと考えていた。
恭弥の勃ち上がったモノに静の長く綺麗な指が包み込むように触れる。その動きを恭弥は食い入るように、息を詰まらせながら見詰めていた。始めはゆるゆると竿を上下に擦られ、次第に速くなっていき、緩急を付けて動かされた。
(やっぱり、男は上手い…)
弾む息を抑えながら恭弥は考える。静はバイだと言っていたが、やはり男は男のイイトコロを良くわかっているから上手いなと。
ちなみに静は恭弥にバイだと話しているが、性癖の問題もあって男を相手にすることがほとんどだったりする。女は面倒くさいとも思っている。
「余裕そうだな?」
恭弥が何やら思考に耽っているのを目敏い静が指摘した。
「え……ぁ…っ!!」
急に手の動きが変わって敏感な部分に無遠慮に触れられる。コリコリと裏筋を弄ったかと思うと、カリを輪を作った指でクリクリと刺激された。
漏れそうになる声を噛み殺して呻き声に変え、間もなく訪れるであろう絶頂に備える。
身体に力が篭もり、恭弥がイクっと思った時カリッと尿道口を引っかかれドピュっと射精した。思わぬ強すぎる刺激に視界がチカチカと点滅する。
「う…ぁ…」
うわ言のような声を漏らし焦点の合わない目をした恭弥を静は愉悦の滲む瞳で見下ろす。
意識があるのかないのかわからない恭弥の半開きの口に一度キスを落としてローションボトルを手に取る。ドロリとした中身を手に出して確かめるように掌に馴染ませると、静は恭弥の脚を開かせて間に身体を入れ閉じられないようにした。
ぬるり…ローションを纏った指が恭弥の尻の蕾に触れる。過去誰にも触れさせた事などないそこを確かめるようにぬるぬると触られて鳥肌が立つ。
(うわ…)
嫌悪感こそないものの人に触られて気分のいい場所ではない。静だから許せるが、他の誰かであったなら間違いなく殴り付けるなり蹴り飛ばすなりしている。
蕾の周りを丁寧にマッサージするように撫でられぞわぞわと嫌な感覚が身体を這い、先程まで元気だった恭弥のモノはもう萎れ始めている。
「指入れるよ?」
「…ん」
恭弥が緊張した面持ちで小さく頷いたのを確認して静はつぷりと中指を挿し込んだ。
「うっ…」
恭弥が異物感に顔を顰めて呻く。しかし静は一瞥しただけで、くにくにと解すように指の角度を変えながら動かし続けた。
いつまでも中に指が入っていることに慣れない恭弥が身体から力を抜くことが出来ずにいると静が恭弥の顔を見詰めた。それが恭弥は責められている気がして申し訳ないという思いが湧いてくる。
(面倒くさいって思われてる…?)
静はただ反応が可愛いなと思って眺めていただけなのだが、恭弥は見当違いなことを考えてまた涙目になる。
(その顔やめて欲しいんだけど)
静は元気になってしまいそうな自分の息子に落ち着け…と心の中で言い聞かせる。恭弥の涙目は静の性癖にグサリと刺さるためよろしくない。
いや、よろしくないことはない。綺麗な顔といい表情といい、態度も仕草もどストライクなのだが如何せん今は余り興奮してもらっては困る。
そんなことより不安そうな顔でこちらを窺ってくる恭弥をなだめすかそうと、静は首を傾げて恭弥の顔を覗き込んだ。
「どした?」
「っ…せ、い」
じわりと更に涙を滲ませる恭弥は極度の不安と緊張で色々とタガが外れている。
「恭弥?」
一度指を抜いた静が汚れていない方の手で恭弥を抱き起こして膝に乗せる。
「やめる?」
そう聞くとふるふると恭弥は首を振る。
「じゃあちゅーする?」
静が冗談っぽく尋ねると
「……する」
ギリギリ聞き取れるくらいの小さな声で恭弥が答えた。すると静がふっと笑ってほらと顔を上げる。
「ぇ…」
「ちゅーするんじゃないの?」
「……」
恭弥は固まってしまった。それを見て静がくくっと喉で笑うと仕方ないなとでも言いたげに恭弥の唇を啄んだ。
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