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ちゃらお君のハジメテ*
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静は恭弥の後孔に指を突っ込んだまま恭弥の顔を眺めていた。
起こさないように寝室に運んだ後、静は恭弥の服を全て脱がせると膝を立たせて後孔をほぐし始めた。たっぷりのローションを垂らしてぐちゅぐちゅと無遠慮に、しかし丁寧に拓いて行く。
(指は余裕で3本入るようになったけど、これでも痛がるだろうな)
まあどっちにしても起きるまでは挿れないけど、などと考え寝ながら時々喘ぐような呻くような声を漏らす恭弥を観察する。
後孔の入り口を拡げるように3本の指を開けば恭弥は僅かに苦しそうな声を出し、前立腺を捏ねるように擦れば気持ちいいのか熱を孕んだ吐息を漏らす。
そんな風に遊んでいても恭弥が目を覚ます気配はない。静はふむ、と考えて乳首に手を伸ばす。
くにくにカリカリ左右それぞれ指で弄り回し、しっかり勃った頃に片方を咥えて吸ったり噛んだり舌で転がしたりする。ついでに空いた片方の手は後孔に持っていき前立腺を擦ったり、中心を扱いたりして余すことなく恭弥を責め立てる。
「ん…あっ……は、ぁ………んぅ?」
暫く静が愉しんでいると恭弥が薄らと目を開いて不思議そうな顔をした。構わず静は続ける。
「あっ、ああっ…んん、な、なに……してっ」
段々と意識がハッキリしてきた恭弥が理解不能な状況と全身に与えられる快感に戸惑った。
恭弥の胸元に顔を埋めて乳首を弄んでいた静が顔を上げてペロリと唇を赤い舌で舐めた。
「恭弥、もう挿れていい?」
後孔に忍ばしていた指をくぱぁと開いて静が問えば、その意味を理解した恭弥の顔がぶわっと赤くなった。
「い、いれっ…!?」
パニックになる恭弥の目を見つめたままこてっと静が首を傾げた。
「…っ」
恭弥は綺麗な顔に迫られて声を詰まらせる。静の目は欲情している者のそれで、自身に対してそうなっているのだと思うとえも言われぬ何かが湧いてきて息が上がる。
「だめ?」
静は追い打ちをかける。
(その聞き方は狡い…)
わかっていてそんな聞き方をするのだと思うと静の卑怯さに文句を言いたくなるが、もちろん今の状況でそんな余裕がある訳もなくただ静は恭弥の答えを待っていた。
「……ぃ…」
なんて?と静が目で問いかける。
「い、挿れて、い…ぃ…」
尻窄みになっていくが静はしっかりとそれを聞き取って褒めるようにすぅっと目を細めた。恭弥は静のその目が好きだ。惚けるように魅入ってしまう。
その間にも静は自身のモノを取り出して恭弥の蕾にひたりと宛てがう。
緊張か恐怖か、それとも期待か…恭弥の入口はヒクヒクと震えていて、恭弥の心臓はかつてないほどに速く煩く鳴り響いていた。息が荒い。必死に空気を吸っているのに、酸素が足りていないのか頭がくらくらする。
脚を掴まれ、グッと蕾が押し開かれる。
「い゛っ…‼︎」
皮膚が引き攣れる。絶対切れた!と恭弥は思ったが、実際には静が丹念にほぐしたため切れてはいない。一応無事である。
エラの張った亀頭が恭弥のナカに収まり静は一息吐くものの、狭くキツい後孔は静のモノを締め付ける。
(はぁ…やば、あっつ…)
恭弥はと言うと痛くて痛くてぼろぼろと泣いていた。ほんの少しでも動けば激痛が走るために逃げることもできない。ただただ枕やシーツを握りしめて耐えていた。
「い゛た゛い゛…ひっく…痛いぃ……」
しゃくり上げることすら痛くて、その度に息を詰まらせる。
身動ぐことすらできないまま泣き続ける恭弥の顔を嗜虐的な笑いを浮かべながら見下ろす静を見て恭弥は思う。
(薄々気付いてはいたけど…せいって、絶対Sだ…‼︎)
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