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ちゃらお君と拘束具*
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寝室に入ると恭弥はベッドに降ろされた。静はクローゼットに向かい、なにやらごそごそと棚やタンスを漁っている。
(嫌な予感しかしない…)
恭弥は静の背中を見つめながらそんなことを考えていた。
「あったあった」
突然静が声を発して恭弥はぴくりと反応した。振り返った静の手に握られていたのは…鎖の先に3つの輪が付いた明らかに拘束具だった。
「………」
恭弥は絶句した。
何に使うかなど想像すればわかる。そして想像して血の気が引く。
「恭弥、大丈夫だよ」
最近では聞かなくなった甘く優しい話し方で静が恭弥に近づく。恭弥は逃げたい衝動と、逃げても無駄だという諦めの間で揺れていた。
静になら何をされてもいい。恭弥はそう考えているが、実際にされるとなると心の準備というものがいる。こういった恭弥が今まで体験したことの無いようなプレイに関しては特に。
「恭弥、服脱いで」
静が有無を言わさぬ声で恭弥に言う。恭弥は渋々と言った様子で下着1枚を残して服を脱ぎ捨てた。
静がベッドに乗り上げてきた。恭弥は動かない。いや、正確には動けないのだがそれに気がついている静はちょうどいいとさえ思う。
静が持ってきた鎖の付いた輪っかのようなものをひとつ両手で掴んで恭弥の首元へ持っていく。輪っか部分のベルトがくるりと恭弥の細い首に回されてカチャカチャと音がしたあと固定された。
「苦しくない?」
「……大丈夫」
「そう」
そう言うと首に付けられた輪っかから伸びた鎖の先に付けられた輪っかも手に取り恭弥に手を首元まで持ってくるように言う。
大人しく従った恭弥の手首にもベルトを巻き付け固定した。反対の手も同じように固定する。首の輪から手首の輪までの鎖は15センチほどの長さしかない。恭弥の両手は随分と不自由になった。
(動きにくい…)
そう考えていた恭弥を静は急に押し倒し横向けに転がした。ずるりと下着を手に取ると一気に脱がせる。
「ちょっ!」
流石に恭弥は驚き、羞恥心で赤く頬を染め抗議の声を上げた。
が、静には無視された。
「足開いて」
「………」
「恭弥、いい子だよな?」
そう言われれば恭弥は従う他ないことを静はわかっている。わかっていて言っているのだからタチが悪い。
恭弥はおずおずと両足を開いたが静はもっとと言って膝を持って開脚させた。
(わざわざ俺に開かせた意味…!!)
羞恥と怒りで恭弥は静を睨みつけた。そんな視線など何処吹く風と受け流した静はどこからかローションボトルを取り出して手に出した。くちくちと掌に馴染ませると遠慮なく恭弥の後孔に触れた。
「っ!!」
僅かに恭弥の身体が跳ねた。静はぬるぬると馴染ませるようにシワの周りをクルクルとなぞった。少しして静はつぷりと1本指を後孔へと差し込んだ。
(う…まだこの瞬間だけは慣れないな)
異物感に顔をしかめる恭弥だが、静はそんな恭弥の顔さえ楽しんでいる。くにくにと解しながら視線はずっと恭弥の顔に向かっていて、恭弥はずっと横を向いて視線から逃げている。
「指、増やすぞ」
そう言って1本、また1本と後孔に差し込まれる指が増やされならされていった。
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