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ちゃらお君と拘束具(2)*
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指が3本、余裕で抜き差しできる様になるまで慣らされ、恭弥の息は僅かに上がっていた。
静はそんな恭弥に満足そうな顔をすると指を抜き手を拭いた。そしてまたもやどこからか取り出した凸凹としたバイブにローションをかけた。
玩具を使われるのは最初のエネマグラ以来だ。
(あれをいれるのか…)
後孔にバイブが宛てがわれると恭弥はごくりと唾を飲んだ。
そんな恭弥を見て静はニヤリと笑った。
(なんだ、乗り気じゃないかと思ったが、そうでも無いみたいだな)
つぷりとバイブが押し込まれた。恭弥の心臓はバクバクと脈打っていた。緊張か興奮かはわからない。ただ恭弥はバイブが自身の身体に飲み込まれていくのをじっと見つめていた。
「ん………ふ、ぅ…………」
ぐぷぐぷと奥まで挿入される。凹凸が前立腺を掠めて恭弥は吐息を漏らした。
カチャリと恭弥の身についた鎖がなった。
「恭弥…痛くないか?」
「ん。」
「そうか、じゃあ…」
カチッと音がした。
ヴヴヴヴッ_______
「んあっ」
静がバイブのスイッチを入れた。バイブが振動しだして突起部分が前立腺に当たっており振動が伝わる。
「は、ぁ…あっ……う…」
弱い振動が恭弥にじわじわとした快感をもたらす。
「じゃあ俺仕事してくるから」
「…は?」
恭弥は僅かに赤く染った顔でポカンと静を見上げた。
柔く微笑んだ静はそのまま「頑張って」とだけ言い残すと寝室を出ていった。
✱ ✱ ✱ 30分後 ✱ ✱ ✱
「はっ、ぁ、ふぅ………うぅ……はぁ、はぁ」
恭弥は1人ベッドの上で悶えていたが、そろそろ30分くらい経ったかな、なんて考える余裕くらいはあった。そのくらい、微弱な振動でしかなかったからだ。
しかし、身体の内に熱が燻っているのも事実だった。
それを逃がそうと熱い吐息を吐き出していた。
暫くして足跡が聞こえてきた。恭弥がチラリと扉の方へ視線を向けるとメガネをかけた静が寝室へと戻ってきた。
(やっときた…)
いい加減溜まった熱を放ちたいと思っていた恭弥は静が戻ってきたことに少し安堵した。
「きょーや?大丈夫?」
熱っぽい視線を向けてくる恭弥に静はニヤニヤとした顔で小首を傾げて名前を呼ぶ。
「はぁ、は…ぁ……へい、き…」
ただ、熱いだけだ。と恭弥は心の中で答えた。
「そっか?」
そう言って静は恭弥に近づくとずるりとバイブを後孔から抜き取って電源を切った。そのまま恭弥の首や手首のベルトを外して拘束を解く。
(?)
恭弥は不思議に思ったが、拘束されている間思うように快感を逃がせなかったこともあり解かれることに文句は無い。
静はバイブや拘束具の片付けをして恭弥の元まで戻ってくるとふわりと髪を撫で言い放つ。
「夕方くらいまで仕事してるから寝てていいぞ」
「え?」
熱の篭ったはちみつ色の瞳で恭弥が静を見つめるが、静は目を細めて笑うだけだった。
その後暫く髪や頬を撫でられ、時々耳をかすめるその手にヒクリと反応をしても静は全く気にしていなかった。5分もすれば静は本当に恭弥を置いて仕事に戻った。
恭弥は身体の内に溜まった熱を放つことが出来ないまま寝室に放置され、さすがに人様の家で抜くことも出来ないと眠れないまま悶々と過ごした。
夕方になりようやく仕事を終えた静は寝室へ向かった。恭弥は裸のまま眠っていた。散々寝返りをうったのであろう、シーツには皺がより、熱かったのか布団は蹴飛ばされて床に落ちていた。
静は嗜虐的な色を湛えた瞳で恭弥を暫く見つめていたが、スっとそんな様子など無かったかのように表情を元に戻すと踵を返した。
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