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行為中、意識が落ちていたらしい。
目を覚ませばそいつは俺に背を向けて眠っていた
時計は午前3時をさしている。
どこかソワソワと落ち着かなくて横で寝てる昨夜の相手に声をかけた
「……なあ」
「おい」
「起きろ」
「おい、起きろつってんだろ」
ゲシッ、と背中を蹴れば「…んー、なんだようるせーな」と眠気と不機嫌さの残る声で俺を見た
「寝てんじゃねーよ」
「あ?どっちのセリフだよそれ。お前、落ちんの早すぎだろ」
「知らねーよ」
腰が鈍く痛いからきっと、俺が落ちてからもやっていたのだろう。
だったら別に、お前は最後までできた訳だし俺の意識が無かったからって不機嫌になられる筋合いは無い
「知れよ。
……ったく、疲れてんじゃねーの?まだ寝てろ」
「腹減った」
「あー?それこそ知らねぇわ」
「腹減ったって言ってんだろ」
昨日は結局何も食べていない。
「コンビニで何か買ってこいよ」
「いやだ」
「はぁ?」
何言ってんだこいつ。と言うような読み取りやすい呆れた表情で覗き込まれる
「買ってきて」
「は。」
「俺行きたくない」
「俺だって行きたくねーよ」
「嫌。行きたくない」
「何なんだよお前。面倒くせーな」
「行ってきて」
「……あー、分かったわかった。」
分かったから寝てろ。と肩を押される。
そのままパタリと倒れればベッドの布団はまだ温かかった
面倒くさそうに頭を掻きながら部屋を出ていく姿をぼーっと見送る
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