アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
10
-
「んじゃ、行こ」
しばらくして起きた律もその特集をぼーっと焦点があってるのかあってないのかも分からないくらいの虚ろな目で見ていた
いつの間にか足の上に乗っかっている頭に手を置く
生しらすを見ながら「食いてーな」なんて言ったら冒頭の言葉。
「行かないの?」
「…は?」
「だって食いたいんだろ?俺も食いたいし」
じゃあ行くしかねぇな。新幹線のチケット予約していい?とスマホを開く律
こういう自由過ぎるところが律だなと痛感させられる
そしてその突拍子もない発言をとても面白く、眩しく感じる。
それはあの日、もう少し自由にいてもいいんだと、自殺を踏みとどまったときに感じた気持ちに似ていた
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
10 / 349