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「酒って気分でも無いんだよな」
やはり何か目的があったわけでは無かったようで、深夜の静かなコンビニの中を「何買おう」と歩く律に軽く相槌を打ちながら歩く
「…つーかさ、明日病院行くから付き合え」
飲み物に手を伸ばしながら小さな声でそう頼まれた
「病院って。お前どっか悪いの?」
「いや、そうじゃねーけど」
「じゃあ何で?」
「…この前貰った薬なくなる。
人多いとこ一人で行きたくねーんだよ」
何故かキレ気味に睨まれ、飲み物を押し付けられる。
何だ、買えってか。
「別にいいけど」
それはどちらの返事でもある。
律の手から冷えた飲み物を受け取るとレジへと向かった
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