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コンビニから家に戻ると律は買った飲み物をちびちびと飲み始めた
「病院って何時がすいてるの」
スマホを弄りながらそんな事を呟くから病院について調べてるのかと思ったらそんな事は無かったようで律のスマホから音楽が流れ始める
こいつ基本的に自由だよな。
直ぐに飽きるらしく最後まで聴かずにちょこちょこ変える。
クラシックからラップ、アニメソングまで色々。
落ち着かないやつだな。
そんな事をしていれば日が昇ったのか、カーテン越しの空が少し明るくなったような気がした
「よし、行くか」
「いやまだ流石にやってねーだろ」
「は?まじかよ」
「どこの病院行きてーの」
「○×病院。」
「8:30からだって。ほら」
律が調べないから仕方なくネットを開く。
見せれば、まだまだじゃん。と不貞腐れたようにクッションに顔を埋めた
でも8:30とか割と早くからやってるんだな。
しばらくすると律は耳にピアスをつけ始めた。
そんなにピアス大量につけて病院行く気か。
でもこいつにとってはモチベ的なものかも知れないし、今朝方「人多いとこ一人で行くの嫌」と言っていたのを思い出し、今弱ってるこいつには外出1つとっても勇気がいるものなのかもしれない。
だからこそのピアス。
好きなものを身につけると少し自信が持てるというのはよくある話だ。
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