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「なんかごめんね?」
「いえいえっ!楽しかったです!」
苦笑いのせんせー。
首を横に振った
気にしなくていいのに。
俺だって長時間外にいるのは苦手だから助かった
行きとは違い、せんせーは助手席では無く俺の隣に座った
あれ、もしかして俺よりも小柄?
靴を脱いで座席の上で体育座りをする先生は小さく収まっていた
「せんせー身長何センチ?」
「えーそれ聞く?」
「教えてくださいよー」
「…169cm」
「えっ嘘!」
先生170ないの?
かわいい。
まぁ、169なんて170と変わらないけど。
普段はスタイルやスーツの着こなしのおかげか、もっと高く見える。170は絶対にあるなと思ってた。
「ほんと。そういう陽は?」
「俺は172cm」
「まじか。俺負けてんのかよ」
運転席から
「この中でお前が一番チビだな」
なんて聞こえてきてそれを聞いたせんせーは案の定キレた。
せんせーを宥め、座席に座らせる
俺にはいつも通り優しく接してくれるが、紘さんとの会話は素で、繕っているようで繕えていない
紘さんは家まで送ると言ってくれたけど、父さんがいるかも知れないし部屋だって汚い。
もしものことを考えると家には来て欲しくなくて最寄り駅までにしてもらった
嫌だといえばそれ以上は突っ込んでこないでくれる。
人との距離のとり方が上手だと思った
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