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「…出た。」
浴室で見たときよりも顔が赤くなっている気がする
完全にのぼせてるなこいつ。
「おー。こっち来い」
ソファに座らせ、もう一度コップに注いだ水を手渡す
「……暑い」
「のぼせてんだよ」
投げ出された左手に触れればいつもよりも随分と熱くなっていた
「目眩とかは無い?」
「…あるって言ったら?」
「何だその返しは。
体起こしてんの辛かったら横んなってても良いけど」
「…じゃあそうする」
水の入ったコップをテーブルに置くと、ふにゃり。と力が抜けたように俺の膝を枕にして横になった
頭が熱い。
膝に伝わる律の体温に眉を寄せた
…これ結構高いな。
悪いなとは思いつつ頭を起こさせて膝を抜く
「どこ行くんだよ」と不満げに睨まれたが無視して水道でタオルを濡らして戻った
「びっくりすんなよ」
一言だけそう伝えて、首筋に濡らしたタオルを当てた
一瞬、驚いたように体が反応したが気持ちよかったのかそれ以上は抵抗せず、じっと受け入れてくれた
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