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「映画そろそろ始まるぞ」
「…みる」
頭を起こし、気持ちよさそうに濡れたタオルを首に当てて目を細めている
この様子だと、映画見てる最中に寝落ちるかな
案の定、映画開始からほんの10分程で隣の頭がこくこくと揺れ始めた
映画は、宇宙人のSFものだ。
なんか律好きそうだな、こういうの。
「…ほら、宇宙人だぞ」
半分寝ている律に話しかける
丁度宇宙人と地球人が接触しているシーンだ
「うわ…やべーな」
眠そうに目を擦りながらも目にした宇宙人にそう言い放つ
「…後どんくらい」
「まだ始まったばかりだろ」
「だよな…」
ふぁ。と大きなあくびをするとよろよろと倒れてきて俺の膝をまたもや枕にして目を閉じた
寝る気満々じゃねーか。
それでも、眠りが浅いために音が聞こえているのかたまに映画の音に反応する
「律」
「……ん」
ふに。
白くて柔らかそうな頬を人差し指でぷにぷにと刺激する
案の定柔らかくて触り心地のいい頬につい手がとまらない
「…やぁ、」
眉間にシワを寄せ、手で頬を隠されてしまった
寝てるくせに、器用なことしやがって。
じゃあ次は髪だ。
何度か触ったことはあるがそんなに長くは触らせてもらえない
寝ているのをいいことに綺麗なさらさらの髪に指を通した
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