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キッチンにひとつだけ置いている高さのあるイス。
それに座ってコーヒーを飲みながら宇宙人の映画を見た
キッチンのこのスペースって妙に落ち着くときがあんだよな
律が見たいといったのに結局見ているのは俺ひとり。
チャンネルを変えられてしまえば特に見たいとも思わないがかかっているとなんとなく見てしまう
ついにエンドロールが流れ、最後まで見てしまった
時刻は一時を回ったところ。
明日も仕事だしそろそろ寝るか、とテレビを消しにリビングに戻る
……と、テレビを消したところで服を掴まれた
「起きてたのか」
「…紘寝たかと思ってた」
「キッチンにいた」
「そう」
「今から俺寝るけど一緒に寝る?」
冗談半分で問えば、律は少し考える仕草をしてから寝室までついてきた
「寝るか?」
布団を広げてやるが首を横に振られる
律はベッドでは無く作業用のデスクが置いてあるところのイスに座ってそのままじっと動かなくなった
「そこにいんの?」
こく。
「俺寝るけど、何かあったら起こせよ」
こく。
少し静かなのが気になるけど。
でも昨日と比べると大分落ち着いてるか。
それに、俺も布団に入ったことで睡魔が襲ってきた
今日1日運転しっぱなしだったし疲れたような気がしなくもない
布団をかけ直し、目を閉じれば意外とすぐに眠ってしまった
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