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「紘の服同じようなのしか無いのな。」
少し息を整えたあと、今度は律が膝の上に乗ってきた
自分から来るときは自由なのに俺からいくと暴れるとか猫みたいなやつ。
「そんな事無いだろ」
「ある。
紺色の服多すぎる」
「それは否定できないな」
「紺色好きなの?」
「気づくと買ってんだよ。合わせやすいからかもな」
「ふーん」
興味無いだろ。
もう既にスマホを弄っている
「そのシャツどっからひっぱり出したの?
存在忘れてたんだけど」
最近着ていなかった紺色の、襟元だけに少し柄の入ったブランド物のそのシャツは買ったまでは良かったがそんなに着ていなかった
というか買ったの忘れてた
「これ?奥の方にあった
似合ってんだろ。」
何だその自信は。
サイズが合ってないぞサイズが。
「おー」
「やっぱりな。だと思った」
ふふん、と自信満々に納得している律を置きざりに、キッチンに向かった
「何か食った?」
「昼は食べた」
「夜だよ」
「食べてない」
でもお腹減ってないからいらない。とか言ってくる言葉を無視して二人分の晩飯を用意した
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