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その日、律は夜に寝てくれた。
正確には、泣きすぎて力尽きた。
普通にガクッと突然、力尽きた。
寝顔はあどけなくて、目元が真っ赤。
濡れタオルで冷やしてやりながら、腫れないと良いけどななんてぼんやり思う
そして、もう1つ。
残念ながら、俺は新しい扉を開いてしまったようだった
男である律だけど、そんな事はどうでも良い
律のこと、好きになってしまった。
本当に、新しい扉過ぎる。
こんなに我儘で、短気で、子供っぽくて、無自覚で、綺麗で、可愛い、必死で頑張り屋な、そんな性格のやつ好きになったの初めてだ
男であることを差し置いても、こういうタイプを好きになったことが初めてだった。
今までは割とさっぱりした性格の人の方が好感を持てたし、そういうタイプと付き合ってきた
でも、今までの恋愛とは比べ物にならないくらい、自分の胸が熱くなっているのも事実だった
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