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手当て
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「足、失礼します」
「え、そんな改まんないでよー」
黒のスキニーを履いていた怜さんのズボンを少しずらし、足首を出す
こんなに綺麗な人だと、ズボンの裾を少しずらすだけの動作でもドキドキする
「…あー、思ってたよりも赤くなってる」
上から、怜さんの声が聞こえてくる
足首は赤く腫れてしまっていた
俺、なんて事……
「ほんとに、ごめんなさい…こんなに怪我させてしまって」
思わず腫れた足首を撫でれば怜さんは小さく笑った
「子犬ちゃん落ち込みすぎ。俺は大丈夫だよ。
言ったじゃん。思ったより赤くなってるって
つまり見た目より全然痛くないってこと。
だから、ね?
子犬ちゃんがしょんぼりすると俺も悲しくなるから」
「怜さん…」
「俺は大丈夫だから。
だから可愛い笑顔見せてよ。その方が俺も嬉しいよ」
足首に湿布を貼り、剥がれないように軽く包帯を巻く。
それから怜さんの言葉通り笑顔を作った
「ふふ、可愛い」
手当てありがとう。そう言ってまた頭を撫でてくれた
頭なんてフェラする時に掴まれるくらいで、撫でられるなんてそんなこと、無かった
「子犬ちゃん目が大きくて可愛い。
それに、髪も瞳も柔らかい茶色で、優しい子なんだなぁってひと目でわかるね
髪、細くてさらさらだぁ」
「そ、そんなに見ないでくださいっ!」
「ごめん、恥ずかしかった?」
ふふ。と笑いながら謝られる
怜さんは綺麗だ。
見た目も、中身も。俺なんかよりずっと。
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