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なんて、思ってたのに。
全く話した内容覚えてない。
割と最初の方から記憶がない。
あるのは、腰と尻の痛み。そして二日酔いの気持ち悪さ。
唯一ぼんやりと覚えてるのは紘に中だしされたような…?そんな気がしなくもないくらいのぼんやりした記憶
何となく気持ちかったような気がする
でも、それ以外はきれいさっぱり覚えていない
朝起きたら薬をくれて、抱き締めてくれて、心配された。
朝から優しすぎて気持ち悪かった
でも、こんなの情けないけど…こうやって紘に優しくしてもらえると安心するんだよな…
次に目が覚めたとき、紘はもう居なくて仕事に行ったのだと直ぐに理解する
あぁ、俺も仕事…
新しい人間関係…
あぁ。
じわ。と視界が潤んだとき、ハッと思いたったようにその思考を止めた
そしてその代わりに、俺のことをあえて起こさずに静かに家を出た紘のことを思った
あんなに朝優しくしてくれたのに俺はいってらしゃいの一言も言えてない
うん、そうだ。
紘にメッセージ。
「いってら!」
直ぐにケータイを開いてそう送った
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