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すし
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「え、俺?
何食ったっけ。忘れた」
そんなきょとんとすんなよ
お前に好きとか言われて意識してる俺がバカみたいだろ
「さ、さっきお茶飲んでたよな」
「あぁ、飲んだかも」
何だこれ。
1ミリも意味を持たない会話。
紘がお茶を飲んだことを互いに確認しあってなんの意味があるんだ
もう少しましな話題あっただろ。
「もしかしてさっきの、意識してる?」
ふっ。と満足気に笑顔になった紘
片肘をつきながら俺を眺めてそう言った
「は、はぁっ?お前黙れ!
俺はネギトロ食うんだよ!」
顔が熱い。一気に水を飲むと早口にそう言い切る
「はは、可愛い。
ネギトロな。注文してやる」
分かってるんだろうけどそれ以上は突っ込まないでいてくれて、タッチパネルを操作して頼んでくれた
少ししてネギトロがやってくる。
…んん、美味しい
あまりに核心を突かれすぎて焦ったけど、やっぱりこういうのって恥ずかしがったりした方が負だよな
意識しない。
俺は意識しないからな。
うん、しない。
ちらっ…
一瞬で目が合う
何考えてんだこいつ。
涼し気な顔してると思ったら突然好きとか言ってくるし全然読めない
…って!意識しないってさっき決めたばかりなのに!
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