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パーティ?
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「すげぇな。これお前が全部?」
帰ってきた紘は目を丸くしてネクタイを緩めていた手を止めた
「当たり前だろ」
「今日何かのイベント?」
「違うけど。」
言いながらも、椅子をひいて座ってアピールする
素直に座ってくれた紘に一つ一つ説明を始めた
「卵焼きは砂糖にした。ポトフも絶対美味いしチャーハンも1から作ったんだぞ?
早く食べて」
こんなこと説明されてもって感じだろうに、そんな素振りを一切見せず、むしろ心なしか嬉しそうに聞いてくれた
「頑張ったな、すごい。ありがとう」
一瞬だけ優しく微笑んだ表情に、自分のテンションで作っただけだったけど、結果的に作っていて良かったと思えた
箸をとった紘にわくわくしたまま視線を向ける
でも、ポトフのお椀を持った紘が不意に視線を上げた。
まさか顔を上げると思っていなくてガン見していたからばっちり目があってしまって、途端に恥ずかしくなった俺は一瞬で目を逸した
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