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神崎嶺side
目を覚ますと綺麗な顔で眠るのんちゃんの顔があった
あれ…俺
薬なくとも眠れたんや…
セックスもなしで眠れるなんて知らんかった…
でも、1人やと絶対無理なんやろうな…
抱きしめて貰えば眠れるんかな?
心はなぜか満たされた気持ちやし、薬なしで眠れたという満足感がある
のんちゃんはずっと俺を抱きしめて寝てくれたんか、今ものんちゃんの腕が俺の方に伸びて抱きしめてくれている
なんやろ…このほっこりした感じ…
懐かしい
?『嶺…おいで』
嶺『お父さんっ!』
っ!
ふと思い出した記憶を俺は拒み瞬間的にのんちゃんの胸を押してしまった
望「ん、…神ちゃん?…おはよ」
のんちゃんは目を覚まして眠そうにそう言った
嶺「お、はよ」
なんで幼い頃の記憶が急に出て来たんやろ…
あの頃はまだ良かった…
いつからアイツは変わってしまったんやろ…
なんで俺がアイツと…
嶺『あ"あ"あ"ぁ"ぁ"ぁ!!!…ハァッハァッ…やめてや!!!』
嶺「っ!!…ハァッ…ハァッ」
望「神ちゃん?…もしかして思い出してるん?…神ちゃん!」
嶺「嫌や…嫌やっ…嫌やっ!!」
?『ともっ!危ないっ!!』
ガシャンッ!!!
嶺『え?……オトン?』
嶺「ハァッ、ハァッ…ハァッ…ごめんなさいっ…ごめんなさい、ごめんなさいっ!」
望「神ちゃんっ!!…神ちゃん!!!」
嶺「っ!…のんちゃ…」
望「俺や!…わかる?」
のんちゃんは俺の両頬を手で押さえ俺に目を合わせた
嶺「…おん…」
そして強く俺を抱きしめて
望「俺らが側におる…神ちゃんは1人やない…何も悪くない」
嶺「っ!…なんでそんなこと言うん?…俺は…許されてはいけないんや……」
自分でも声が震えてるのがわかる
嶺「俺がオトンとちゃんと向き合ってれば……嫌でも身体繋げておけば……あんな事故にはならんかった……」
望「事故?」
嶺「オトンは…もう…この世におらへんねん…」
俺が今も苦しんでいるのは…目の前でアイツが死ぬところを見てしまったからや…
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