アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
55
-
最上望side
シャワーから戻ってみればパニックを起こして泣き叫んで居る神ちゃんがいた
驚いたけど
助けなあかんっていう気持ちが強くあって、体が動いていた
今は落ち着いて眠ってる
抱きしめた時の震え…訴えるように叩き続けた拳
悔しそうに泣く神ちゃんの姿が痛々しかった
思い出すと俺まで泣けてくる
俺以外で神ちゃんのことで話し合ってる、神ちゃんの抱えてるもんを全部取っ払ってしまいたい
こんなに頑張ってる神ちゃんを苦しめて居る過去を何とかして切り離したい
泣いたあとくっきりついた顔をスルリと撫でおでこにキスをした
強く抱きしめて、眠る神ちゃんを見つめて居ると俺も眠くなってきていつの間にか寝てしまった
…
流「のぞむ…望」
望「ん…」
目を覚ますと既に起きていた神ちゃんは俺の腕にすっぽりと収まってぴっとりとくっついていた
流「望、腹減ったやろ?…飯食お」
望「おん、神ちゃんも行こか?」
嶺「…ん」
大輝と流星が作ったらしいご飯が並べられてあり、どれも美味しそうやった
神ちゃんは俺にべったりになって食事もあまり食べんへんで俺にくっついていた
流「神ちゃん望にばっかりくっついてないで食べよな?」
嶺「…」
さっき迷惑かけたと思って口聞けへんくなってるんかな?
そんな事ないのにな…
流「美味しいで?ほら、アーン」
嶺「…(パク)」
自分で食べてくれへんから流星が食べさすと食べてくれた
それを見て大輝が神ちゃんにご飯を食べさす係みたいに食べさせていた
流「神ちゃん?もしかして、俺らに迷惑かけたとか思ってる?」
嶺「…ん…」
流「俺らは神ちゃんの過去を聞くって決めた時から神ちゃんの全てを受け入れて、受け止めるって決めてんねん…
だから、『迷惑』なんて言葉存在しないし、もっと頼ってほしいねん」
大「それに、嶺は弱くなんてない…自分を蔑むようなこと言わんで?1人で解決しようとせんでええんや…
なんのための親友なん?」
流「神ちゃんはいつも俺たちを支えてくれてんねん、だから、俺らも同じくらい神ちゃんの力になりたい」
望「俺らは神ちゃんから離れる気ないし、1人になんてせえへんから」
大「みんなで乗り越えていこうな?」
望「神ちゃんは神ちゃんや!どんな姿でも俺らの大好きな神ちゃんには変わりはあらへん!俺らがいちばんの理解者やからそれだけは忘れへんで?」
嶺「おん…みんな…ありがと、俺も大好き」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
55 / 94