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土×鴨 真選組動乱編から
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伊東side
慣れない感覚に、強く目を閉じる。
思ったより痛みは無いが、それでも異物感は拭えない。
指を一本だけ入れられ、中を撫でるように触られる。
徐々に指を奥に進められ、丁寧な扱いに戸惑った。
締め付けが多少緩くなるとニ本目が入ってくる。
痛みは感じなかった。
ただ、土方の何かを探しているような指の動きが気になる。
伊「う・・・ひっ!?ああっ」
土方の指がある一点に触れた瞬間、体中に電流が走る。
土方が探していたおもちゃを見つけた子供のような顔をして、そこを集中的に責め立ててくる。
伊「ん、ふっ、あっ・・・くっ、いぁっ」
このまま壊れるくらいに抱いて欲しい。
いや、いっそ壊して欲しい。
どうせあと数日で粛正されるのだから。
伊「ひ、じかたっ・・・もっ、はやくっ・・・」
土「・・・まだ、駄目だ」
伊「あ、はっ・・・なんで・・・」
土「傷ついたらどうすんだよ」
伊「・・・なんでっ」
土「あ?」
伊「なんでそんなに・・・っ優しく、するんだ」
土「はぁ?テメェ、もっと酷くして欲しかったのかよ」
伊「・・・そうだよ」
土方が一瞬ぽかんとして、顔に怒りを露わにする。
土「・・・なんでだよ!」
伊「・・・君が、好きだからだよ」
土「・・・は?」
・・・薬のせいだ。
僕は、知らない。
伊「初めて会ったときから・・・ずっと、君のことが好きだった」
土「え・・・!?」
伊「でも、こんなの・・・あってはならない。だから君に道具のように扱われれば、諦め切れると・・・」
土「・・・そう、思ったのか?」
伊「・・・そうだよ。気持ち悪いと・・・思っただろう。女々しいと」
土「・・・なの・・・だって・・・」
伊「・・・?」
土「俺だって・・・俺だって、テメェのことが好きだ」
伊「・・・それは、僕を憐れんだのか?それとも同情を恋愛感情と錯覚したのか?」
土「俺は・・・俺の気持ちは、そんな甘ェ物じゃねぇ‼︎」
突然の土方の怒号に、体がビクッと強張る。
土「テメェが初めて真選組に来た日から、テメェの顔が頭にちらついて離れねぇ。ずっと・・・テメェに触れてみたかった。ずっと、テメェにキスしたかった。・・・それに、今俺が嘘つけねぇのテメェも知ってるだろ」
いつのまにか、涙がポロポロとこぼれていた。
それを唇で吸い取られ、優しく訊ねられる。
土「なぁ。・・・テメェは、どうしたいんだ?」
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