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「んじゃ南ちゃん、ちゃんと自分の気持ち言わなきゃ。」
ね?と奏斗は南に問いかけていて可愛らしい彼は少し緊張していた。
「……ぁの、僕も…ハルと一緒に居たい、です…」
自信なさげに言った南だけど、俺の気持ちはもう決まっていて………
「うん。じゃあこれからよろしくね、南。」
…思わずぎゅっと抱きしめてしまった。
これはまずいか…?って思った時にはもう遅くて
南の白い頬は桜色に染まっていた。
さて、
これからどうするか……
考えていた南は突如あっと呟く。
「南ちゃんなんか案あるの?」
「えと、多分電話すれば、いいよって言ってくれると思う…」
嘘だろ……
そんな簡単にいくのか??
仮にも息子と知らない奴が暮らすんだぞ??
危ない、とか心配、とかないのだろうか。
「…南の親ってそんな感じなのか?」
「うん…、あんま僕には興味ないみたい。
話すのだって用があるときしかないし…」
なんということだ。
あまりにも南に無関心すぎないか?
今まで寂しくなかっただろうか
辛くなかっただろうか
南は平然としてるけどきっと心は傷だらけだろう
南と住んでいる間俺がその心を癒せたらいいなと思った。
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