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昨日は何故か緊張してしまって、よく眠れなかった。
「ふぁあ、んん、」
「あらら、南ちゃんお眠ー?もうちっと寝る?」
「…起きます。」
「おっけー、おはよー」
東さんのこの朝からのテンションは流石としか言えない。
朝ごはんも食べて、後はハルを待つだけ。
どうしよう、すごく落ち着かない。
鏡を見ながら髪の毛を何度も整えたりする。
何か忙しくしていないと僕は静かでいられなかった。
「南ちゃ〜ん、そろそろ晴来るって〜」
「も、もう!?」
うわぁ、本格的に心臓がバクバクする…!
そう思った瞬間、インターホンがなった。
「は、早くない!?」
「ぬはは、それ狙ったからねー。んじゃ玄関行くぞー!」
東さんは後ろから僕の肩を押す。
謝る。謝る。謝る!
ちゃんと落ち着く!
話を聞く!
ワガママ言わない!
何度も心の中で唱える。
でもギリギリまで下を向いていて、足元が見えるとすぐに落ち着きなど消えた。
「ハル!!昨日はごめんなさい!!!!!!!」
どんな顔してるかな。
怒ってる?
そう思って顔を上げると、そこにはハルじゃなく、優さんがいた。
「あーー………だって。」
困りながら後ろに振り返った優さん。
その目線の先に、僕の大好きなハルがいた。
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